深酒と SNSと 眠剤で やっと眠れる それは偶然
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缶チューハイ片手に家路とおせんぼ真っ黒な猫にゃぁと鳴ければ
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寝静まるコンビニエンスストアから揺らがぬ糸と横顔さびし
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年度明けくらいはすこし豪勢な弁当にして立ち向かう春
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囀りと叫びの差異はあるようでなかった。窓を割り間違えた。
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月にむ 桜のとばり かれは 籠目かごめの影に かお 見つる春
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エイプリル フールの今日は ちょっとした ことも一瞬 頭をよぎる
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世の中を れて桜の盛りには 思ひ消ちてよ 風の迷ひ路
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花に風 散らす後朝きぬぎぬなかりせば 春の心はのどけからまし
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君いない朝をどれほど迎えれば地獄へ向かう切符ができる
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舌先でなぞった君の矯正器具 今じゃその歯も入れ歯かな
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恋のうた聴き終え耳も華やかで一人一人の開花予想日
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レトルトのたこ焼き買ったその足で無意識に選ぶたこ焼きスナック(スーパーにて)
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夏は嫌 君も私も暑がりで  くっつけないから 夏は嫌
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「半袖じゃまだ寒いね」と言いながら 布団に潜り込んでくる君
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嘘つきで捻くれ者の四月馬鹿  今日だけ正直者になるのね
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柔らかに可愛げがないと笑ったあなたの指を噛んでじゃれる
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朝焼けにカフスボタンを留める君の伏せた目蓋に落ちる光
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ゆきが降るなんて君が嘯けば たしかに桜の吹雪が舞い散る
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あの日見た流星はいま手の中であかあかとひかる 名前を呼んで
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針だって石ころだってなんだって君の代わりに飲むよ 笑えよ
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仏壇の匂いが混ざる夕飯にテレビ見ながら慣れないでいる
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ジョニー B グッドを聞けば 旅人は 遙かに遠い宇宙を知らる
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聴く曲の全てに君が焼き付いて 再生する度苦しくなった
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人知れずサンバを踊るワンルーム スマホに恋愛成就の通知
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春の太陽 春の風 春の匂い 過ぎゆく冬を惜しむは僕だけ
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シオン 無辜の羊に刺青あり豫死登録‐罰・死蘇生録
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オリジナルビアカクテルなどこしらえて パン屋のプレッツェルでひとり乾杯(母、半分くらい復活)
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iPhoneで初めて写す東郷寺しだれ桜の色香の冴えて
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ナシゴレンの上 目玉焼きの黄身とろり 夫の「おお!」を褒め言葉とす
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