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誠実にさくらは月に触れたがる黄砂と絡み花びらは散る
11
アヒルの子は美しい鳥になったのに私は今もみにくいままだ
3
お別れをしようと告げたこの口が やり直そうの言葉をつぐむ
6
小夜ふけて歌集を
捲
(
めく
)
る指を止め 手編みの薔薇の栞を挟む
7
日曜のデカダンな夜カップ麺喰み動画を眺め明日を無視する
3
蝉、廊下、うわばき、プール、半袖のシャツ、向日葵、入道雲、恋し
4
水族館、晴れの日の散歩、スカイツリー、君との思い出。 青は嫌いだ。
2
孤独より背中のチャック上げること出来ずにもがく日が来る怖さ
4
嬉しきは ウタカタ開き 二つ三つ うたともからの 良いね見つ朝
5
なにもない空に押し潰されてゆくとても静かで風すらもなく
6
ペガスス座、ペルセウス座の頁にはペンギンたちのペイントを描く
3
ご無沙汰でこんな顔してましたっけ?マスク外してスタバで再会
2
そっと手を あなたの茂みに ふれさせて昔の情事を なつかしむわれ
2
長電話終わる組み立て家具のネジ一本だけ残っている朝
2
山裾の花の盛るに耐へかねて峰のさきへと逃げる白雪
3
月面に打ちつけられて真空を旅しつづける科学の子らよ
4
今日四月八十日と母の言うぼけるのじゃなくほうけてるのだ
2
私には 常に薬の様な人 いつもいつまでも 母は母なりて
3
薔薇の
棘
(
とげ
)
ツバつけ鼻にくっつけて ちびっ子天狗が園庭走る
2
なんとなく選び進んで来た道も 全ての選択に意味があるんだ
3
もう一度 ひ孫二人に 会いたいと 初めて聞いた 母のわがまま
4
夕焼けがピンクとブルー混ざり合い 綿菓子みたい甘い空色
4
もう四年会ってない親 待っててね 来月やっと行くよみんなで
5
葉にたかる虫をプチプチ潰してく ツンとすまして伸びる薔薇の木
1
同じこと二回も聞かれたからそれぞれに違う返事をしといた
2
杉の葉に抱かれた雨輝けり カハラホテルのグラスのように
2
幾度も 接続切れる ネットなど もうやらないと 言いたいものだ
1
屋上でなけなしの火を灯しては一口ずつの罪を味わう
3
お別れをしたくないから切り分ける角度鋭くなるパンケーキ
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下校途中の軒下で雨宿り 君走り寄るドラマみたいに
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