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盆の帰省ここが故郷と知らせるは景色にあらず聞こえる方言
12
禁断のショートカットにしてみたの でっかい顔が宇宙にリンク
21
帰省の日ふるさと慕う我ゆえに買う駅弁は地元名産
7
ふるさとも暑さ変わらず山隔つ都会と田舎空繋がって
10
ともだちの父親が撮るポラロイド 浮き出る写真写ってない俺
8
手折られたオリエンタルユリのごとし
瞳
(
め
)
を伏せる君、美しき
哉
(
かな
)
8
同窓の結婚ラッシュに焦っても就労ビザでは手に入らない
3
マルイットオーバーなんて呪文みたいなリップを買った見たいでしょ/キスプルーフだって
7
「生命の危機を感じる外気温」という書き出しにも飽きてきた
8
いつまでも痛い右足 成長痛のせいにして甘えていたい
4
リアルジャングルクルーズで子は見張る 「見えたぷかぷかは全部ワニね」
10
アスファルト ガタガタ鳴らすツアーバス 眠る花嫁 口開けたまま
11
バナナの木 錆びた電柱 蔦まみれ 置きっぱなしの鉄道工事
10
むせ返る熱気の中に ひとかけの冷静さあり 帰りゆく夏
9
ビロードの幕に火花よ転がりて 崩れ落つが如き夜空かな
8
盆
(
ぼん
)
の
淵
(
ふち
)
立てば深井戸底の無いふしあわせってこう言うものか
18
カヌレとか ひさびさ食したくなりて 買ひ求めたり 50グラムを(ごめんね、ミニパン屋のお姉さんw)
5
水面へと盆提灯が落とす涙 流ることなくゆらりゆらりと
10
こだわりの強い子達は集まりて折り合いつけて過ごす四時間
13
降る雨の接頭語である「あいにく」を外して撫でるカフェの存在
10
虹が立つ そこに在るのにそこに無い 思い出せない思い出みたいに
8
ガス料金WEB確認ポイントを貯めた分だけ寄付をしてみた
5
Flügel
(
つばさ
)
てふ
実
(
げ
)
に脚長く腰高く
地震
(
なゐ
)
なき地にて成れる
形
(
なり
)
かな
5
おもむろに干からびていく 夕暮れに立つ向日葵のうなだれた首
9
風呂上がり 慌てあらため パンツ脱ぐ 前日比プラスの体重計
12
「金は腐るほどあるぜ俺の贅沢は治らねえ」 言ってみたいぜ!
6
「俺は法律を破るぜ義理も恩も屁とも思わねえ」 嗚呼清志郎かっこE
4
浴衣の君 口付けは
未
(
ま
)
だ 見惚れるは赤い唇 りんご飴のよう
5
中花火上がる地元の盆踊り 時間差の音 息を飲んで待つ
8
この本が欲しいと君が駄々こねて買って帰れば家に同じ本
8
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