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愛想笑いは得意なはずなのに未曾有のうまく笑えぬ卯月
9
また今年妄想汁と聞いている筍を言うラジオのニュース
7
聞こえるは 鳥のさえずり 和ましく 毎日平和 田舎高校
6
夜の幕 開かれるを待つ街灯は 茜の空を纏い美し
5
君は晴れ女だ 出かける日はいつも雨が降るけど 僕の心は
5
下校時間 華やぐ声でいっぱいの並んで揺れてる傘のいろいろ
6
「腕前はもうプロ並みよ!」いよいよに
白髪
(
しらが
)
が増えた夫の髪切る
13
この山に 耐えて忍は 情けなく 君とこの世の 渡せる橋に
4
確率の世界に踊る夜蝶は レバオン魅せる刹那の幻
5
母さんが風呂に入ると決めたならお湯張りよりも脱ぐのが早い
20
すやすやと優しく眠るきみの名前心を照らすまるで灯火
6
連休の貴方家族の行く先で ばったり会おうと計画しようか
7
水たまり さえも遊び場 長靴と 小さな傘で ちびっこ無敵
10
食べるって わりとエネルギー要ることで(その2)「作って食べる」は 倍エネルギー
13
エンドウの濃き緑食めばサクサクと青臭さ残る夕餉の小鉢
21
未来
(
あす
)
の日を 期待するから 先の分 取り置きしたり 約束したり
7
半額の 冬物靴下 即購入 腐らないし、と つい手を出して
8
お日様と乾いた風に当てられて布団ほっこり幸せの匂い
19
杏子色
(
あんずいろ
)
まとう少女が笑ってるような毒草 ナガミヒナゲシ
10
もう終わろ、うははぽよぽよももももももぴえんえっまだ終わりませんか?
3
のんびりと おやつまってる チビ猫と うろうろちょろちょろ
忙
(
せわ
)
しい ちま猫
9
足裏に 踏みしめた草 青々と きみの強さを 羨んでいた
4
春一番吹かれて泳ぐ鯉の群れ落ちた花びら
水面
(
みなも
)
を飾る
7
何年も過ごした日々の思い出はとても素敵な牢獄だった
9
四十五億のきせきを編んだものがたり だれかのひかりであるということ
6
蝶のはねかるくなったわたしをのせてどこまでもゆける 自由なままで
3
目が覚めて 寝坊したかと思いきや いやまだ朝だ また夏が来た
9
カリカリと猫の咀嚼音だけを聴き 頭空っぽで大の字の至福
13
降りそそぐひかりひとつぶ 窓枠にあたりこまかな宝石のよう
7
東西線通勤ラッシュの乗客はみんな一つの大きな筋肉
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