曇り空 からの雨粒 しとしとと カラカラの土 のどを潤す
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支度するキミを待つうち寝てしまい 気づけば夕方横に寝るキミ
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伐採を拒みし庭の源平桃はなももは今や自慢の春の紅白
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ママチャリのうしろにキミを乗せて漕ぐ 夕日に染まる坂を立ち漕ぎ
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無視するか卑屈になるか誇れるかみんなだれかの二世三世
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春芽吹き そのスピードの 凄まじさ 負けていられぬ 気持ちは焦る
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大木の 揺れる枝先 小鳥来て 奏でるメロディ 心穏やか
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何十年も前に落とした失言が突然浮かんで責めてくる夜
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さくらちるちるちるみちるしあわせのきいろいぼうしにえがおがみちる桜散るチルチルミチル幸せの黄色い帽子に笑顔が満ちる
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移り香をあなたに残すと迷惑と わかるけれども悪戯したい
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やめておけ今はよしなと止められて有ったら買うが全部空振り
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薄曇り冴えない心と散る桜 咲く花求めて旅に出ようか
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死にたいと何度も言って死なないのほんとにごめん ほんとに、ごめん
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詳しくは把握してない時刻表 急げばなにか乗れる気がして
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陰鬱な気分を晴らす一等星 砂糖で出来た星をつまんで
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強風に折れた大枝ぶら下がるそれでも生きる花を咲かせて
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ひと仕事 終えてゆっくり 朝ごはん 一人の時間 リセット時間
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銀輪は草原を過ぐ前かごにきみに見せたい花束を載せ
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大縄に入れぬままに立ち尽くすこどものような就活をした
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赤ちゃんがニコニコすると幸せで 大人の笑顔も僕には同じ
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ありがとう 毎日君に癒されて 湯気まで堪能 ブラックコーヒー
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御年配の 私幾つに見える のあるあるに十歳下言うお約束平和な春の日
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かつてもう、踏まれたであろう雪白を 再びなぞって詠む短歌
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すし詰めの電車に揺られて朝7時 小さな世界にみちみちの人
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君の目に 光差し込み 一筋の 希望の扉 押し開けて行け
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目隠しのゆるい子供はいつだって嘘つき男の舌に噛みつく
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叶わない小さな夢が一つある あなたの肌着を洗って干したい
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まどろみの ぬるさ、おもたさ、なめらかさ。 シルクの手触り君の眼差し
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ぜんぜん忍ばないし色に出しまくるけど我が恋は 人知れずまた散っていくのか
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朝ぼらけ 桜で色づく山々に 桃源郷を想い描く日
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