優しさは有限だから慎重に注ぐ相手を見定めている
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すこしまえ 冬に別れを告げたのに!忘れ物したの?冬延長。
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体系を身を以て破壊するのだと意気込んでいた、かもしれぬ誤字
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制服も スーツ姿も 職場でも 何処どこ彼処かしこも 初々ういういしいな
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空っぽの記憶の中に残る歌昭和歌謡を母と聴く夜
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「あれが虚無」指差せるほど自分には実体のあるつもりでいたの?
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パン屑を食べてしまった小鳥たちのように空へ消えてゆく日々
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風車泣くぞ泣くぞとからかはれつひに涙が湧きて出で来ぬ
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このうたがスワンソングになる前に急いでつぎの文字をつがえる
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インプットアウトプットの割合を考えてみる春の宵
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猫想う、故に猫在り。嗚呼猫よ! そのもふもふで 我を救って
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足の毛を抜くと痛くて体内に巣食う神経を推し計ってる
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その像の瞳は既に喪はれ豊かな森に背を向けてゐる
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ありがとう 生まれてくれて 振り返る 余裕ができた 道のり長く
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さっきまで飛び回ってた ちま猫が 寝る体勢になり 母のあんよ抱く(ぬくい)
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雨雨雨 きみと会った 三日間 真っ赤な傘は 乾く間もなし
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夜光虫 そんなきみの 部屋から コンビニに行く 天高く月
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久しぶり 皆それぞれに 変わりあり 時の経つのを 思い知る春
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ぽつぽつと落とすパン屑真似るよに 日々を歌って道標どうひょうにする
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無理無理と呟く背中擦りたい異動してからそれ増えたよね
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今でもまだやさしさが尽きるまで日差しのことを考えたいよ
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少しだけ君の心を言い当てる試みは失敗に終わった
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自転車のブレーキきききと軋むのも春の下ではほんの囀り
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常識が何かは知らん私は書く母わたしの名前を保護者の欄に
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可愛い子 まるで弟のつもりが 隣にいると顔が熱いな
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許されぬ仲と知りつつ落ちる沼予測つかない人の心は
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百億の花粉を載せて春風は鼻腔の奥に受精を目指す
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本当は笑って話終わらせるはずだったのに涙こぼれて
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草花の舞台としてのうつわには咲かない花が落ち着いている
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寂しくて つい出た言葉「逢いたいな」 だけどやっぱり 返ってこない
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