イヤホンで都会の孤島気取ってる だけど待ってる 船乗りの声
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口角を上げたらもっとと言われても反比例するわたしの眉毛
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飛び立った鴉の背中銀色に光りて春の午後は平たく
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投稿をしまくる元気いつまでもボツにも負けずしつこく詠んで
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ナイルに偽りの桜百億流し江戸を制さん女帝かな
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春宵しゅんしょうにアールグレイを飲んでるの 一緒にいかが?あなた何飲む?
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味方だよずっと に人殺しでも?って言わない人を幸せにして
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人間は星の数ほどいるけれど、北極星愛する君はただ一つだけ
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膝痛が突然レベルアップして泣くに泣けない悲しい大人
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夜夜中よるよなかキャンパスノートにつづる愚痴 インクはいつもブルーブラック
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色や花、光に仮託しなければことにならん無垢なよろこび
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御香薫おこうたき筆ペン持ちて歌を詠む ジャージまといし貴族よ私
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この世には神も仏もいやしない 夫も息子もインフルエンザ
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ブランコもライオンも象も切り抜かれピエロだけが残ったサーカス
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一目見た あれから虜 輝くは 貴女じゃなくて、貴女の絵画
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のどけさにうち眠る身をおどろかす 小夜啼鳥ぞ夢か現か
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寂しくて一人の夜が寂しくて 貴方が好きな曲をヘビロテ
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いつもより 会話の多い 土曜夜 仕事の疲れ 笑いで払拭
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じわじわと 時を経てから効いてくる 父を亡くして 四ヶ月の今
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こんなにも美しい日はもうないと淡い花束を置き去りにする
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執拗なまでに何度も時刻表を眺めては暗い目をしていたね
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あの日ただあなたの動作を見たかった踏み込もうとは思わなかった
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魔法とは、を超え奈落の果てに立った
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過眠症、10時-6時のマイルール  切り裂くなよフルタイム勤務
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うっかりと地雷を踏んで焦る夫の顔可笑しくて不発にしとく
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一人暮らしの灯りは一等星 私、古い約束に魅入られて踊っています
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夕立をその身に受くる少年の母は空見て案じるらむ
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アンコール しまったばかり 冬服が まだいけますよ と大活躍
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気になるとそのことばかり考える 性格なのか歳ゆえなのか
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肉に箸付けられないよ闇鍋に呼ばれないのに佐川君来て
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