コンビニで桜の味がするチョコを買って帰るよ 雪に足跡
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ごめんなさい ごめんなさいと泣きながら お花畑に水を手向ける
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泣くことも怒ることすらままならぬ 屍体だらけの僕の胸中
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「母さんの手に似てきたね」 くしゃくしゃのぼくの手を取る母の口もと
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まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫 むり
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ぐるぐると回る洗濯機入るから ナカソトも綺麗にしてくれ
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「さよなら」を言った数だけ春が来る 「またいつか」ってありもしないで
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えぇ、マチコ 私、革命家になるの このボルドーのニットワンピで
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モモンガにモモは安直だと言えば頬の色だと夫は返し
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足向けて寝ないようにと製造者住所メモした「創味は京都」
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「午後九時は深夜なのよ」という君の頬の赤さに触れてみたいよ
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ブルーベリー 溺れる魚 化粧台 溶けない氷 割れないシャボン
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「足りない」を埋め合う地味な毎日が続く続くよいついつまでも
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心臓が跳ねて呼吸を邪魔してる水も無いのに溺れるように
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じゃあここで笑ってる君は誰なんだ いや、〝何〞なんだ 〝君〞はわらった
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角に小指をぶつけても 生きているのだから 僕はきっと不死身
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連れ添った思い出そっくりもって逝く あまいオレオのクリームみたいに
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〝ラ〞の音を聴かせてよ君の心臓の音を君の悲しみの音
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代わりにさクローンでも作ってみたらお互い楽か、、、やっぱやめとくか
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惜しみなく特別扱いしてください前の彼女とおんなじように
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春になり 出てった彼氏が 舞い戻る あまりの軽さに 花粉か?と問う
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火で焼かれ 打たれる鉄に 心打つ 折れても屈せぬ 真の強さとは
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世の中の 栄華を写す 画面には 人の心も 真実もなし
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テレビでは 美味しいものを 食べている それ見て食べる 粗末な食事
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空想と 嘘に塗れた 人生を 選んで終わる 人が大勢
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イメージを 仰いでみても 現実は 暗くて狭い お粗末な部屋
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現実を 受け入れること 認めれば 道が開ける 幸福の道
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嫌いでも 好きであっても 世界には 人が生きてる 話をしてる
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ウクライナ 酷い仕打ちに 負けぬよう 辛い季節を 堪え抜けるよう
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生命の 逞しいとこ 見せとくれ 弱いどころか 世界を変える
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