雪をかきついでに鎌倉作りみる 元気な子供ら手袋叩く
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「真夜中に取り残された寂しさ」に名前をつけて保存しますか?
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四分咲きの桜のような気配りの母がいるから心地よい家
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潰されたイチゴ牛乳の紙パックに愚痴閉じこめて友は微笑む
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曖昧に微笑む君の泳ぐ目が知り合い程度と教えてくれた
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例えばさチラシの裏の落書きになる言葉しか僕は言えない
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ふるさとの訛りなつかし停車場よストリートビューでそを歩きゆく
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あなたより尊い神が生まれない世界でアメノウズメと踊る
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あをき花いちりん庭に咲きいでて今日まなびやを巣立つをとめご
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春行事ぼた餅持ち寄る重箱や モグラの穴にこぼしたお彼岸
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When I dive deep into sadness, earthquakes often occur.
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ストロベリーシェイクが重くて、舌ばかり順調に大人になっていくね
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女って馬鹿だよねって笑い合うこだまのしみるペディキュアを塗る
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にんげんの形をしてる毒薬かその手を取れば楽になれるか
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元カレの話を聞きたがる君は私のことをもう好きじゃない
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カタいからユーモア欲しがる僕のこの必死さ自体笑えないかな
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狼を気取るにはまだ月齢が若すぎるから、ニンニクも食う
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采配を 振る権利など 無くていい ただ君とだけ 二人でいたい
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「110番子供の家」と通学路 昔ながらの通りにありき
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君と手を組んでみたくて少しだけ速歩きする そんなもう春
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打ちてた死体のような枕木まくらぎの上をオォイと走る快速
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弱みなど見せるものかと意気込んでコンシーラーを塗りたくる指
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否応なくリピートされる悪い夢四角の向こうに祈ったあの日
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ほら月が綺麗だよってゆびさせば一日過ぎた満月がある
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存在の 証明証書 あったなら 今この場所で 捨てさせてくれ
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三月のぼくらはアニメになりがちで、吹く噴く芽吹く鳴く泣く、ぬく
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折られても 花は咲くのだ 何度でも 九年の月日 春うららららら
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傷心 見せぬ強さに 迷う君 影は光と 僕は問う  
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図書館に来たが借りたい本たちのリストアップで疲れた 帰ろ
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みわたせば ここがわれらのふるさとだ なんにもないね なんにもないな
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