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左右
(
ひだりみぎ
)
どの手を使うか迷わせる、親指の先、アルファベット「B」
1
白檀の香りが残っているからと取っておいてる線香の箱
1
推し!俺だー!結婚してくれ!頼むから!俺ではなくて別の男と!
4
健やかに生きるではなくこの時を乗り越える為にただ食う我が身
1
飲酒後や寝不足の時 すべて から見出す美とは決別したい
4
歯ブラシの毛筋の間に挟まったネギぐらいには君のこと好き。
1
しんぶんしんぶんしんぶんしあなたの手元をのぞく猫の真似する
3
ローションを肌に叩きながら誓う 夜更かしやめる!間食やめる!
2
なにもかもしゅひぎむだって空っぽになるまで数を数えています
0
ケロッグや シリアルキラー巣食う街 冷蔵庫には君しかいない
2
筆まめと言われはすれど歌良しと言わるるは無きことぞ悲しき
2
丁寧な暮らしをするはずだったのに枕元にはコンテンツの山
7
菜の花が畑の畦で朽ちてゆく 「次の季節を空見てみよう」と
3
飛び散った心の破片集めては 眠れぬ夜のジグソーパズル
1
店員が本にカバーをかけるとき財布はすこし整頓される
5
「ねえ、彼女いる?」「いらない」 思わぬ返事に場は凍り付いた。
1
この部屋をお天道様もキミも見ていないから いただきますと言わない
2
転生を神へと願う気易さと生まれ変わることの難しさ
4
髪の毛をむしっちゃうのは何故なのか シャンプーするのがめんどいからか
0
「リステリン」と「ガム」の洗浄歯磨きで 大人になって時間が欲しい
2
つなぐ手の温度がまさに春めきて 人類はいま滅んだのだろう
1
自信作を評価されず心
拗
(
す
)
ね、隠したままのウタの数々
1
魂極
(
たまきは
)
る命の限り、身の限り、
世人
(
よひと
)
のために尽くす
誠人
(
まめひと
)
1
星よりも 目映く光る 飛行機は 近くて遠い あぁもどかしい
0
食べ過ぎて気持ちが悪い。ドーナッツビュッフェはもう、当分はいい。
2
半額の肩下げ鞄と半額の財布を買えて大満足なり。
1
文学の良さは知らねど芥川作品ぐらいは読もうと思う。
5
新しい言葉知るたびメモ帳に書きとどめ置く、学者気取りで。
2
シーチキン、マヨと混ぜて焼きたてのトーストにのせる日曜の朝。
1
パソコンの前に腰を据え降ろし、ひたすら歌を浮かべては詠む。
1
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