夜店とか花火もいいし浴衣とか楽しみだよね 僕がいなくて
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あなたからもらった手紙を捨てれずにただ本棚の奥に投げてる
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五分前仮説がもしもホントなら六月五日は何のイタズラ
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昨日から心細くてたまらない 居間の電球 一つ切れてる
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縦書きで書けば何とかそれなりにまっすぐ立てる金曜の俺
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才能に そっと一刺し 注射針 はじめは痛み 終わりは羨み
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不躾に他人に興味がないのかと言われるともうブチギレですわ
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叫び出し大泣きしたい夜脱いだ服思いきり洗濯カゴへ
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自意識の渦から逃れ抜け出せる「無名の忘我」で短歌を創る
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何者かになりたい自分 有名になりたい自分 僕俺私ぼくおれわたし
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背後から君にそーっと近づいて全力で見舞う膝カックン 「っ!?!!?」
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ふたり秘密の合言葉「今日直帰」素肌にスーツまとったときの
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非モテには難しいのが「褒めること」自分を褒めよ小さく褒めよ
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やればでき やらなきゃできはしないけど 結局やりはしないのだろう
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空を見ろ!! とりか?ひこうき? スーパーマン!? よくみろあれは おおきな雲だ
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漱石があんなことを言ったから「月が綺麗」と言えなくなった
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がたんごとんゆられゆられてどこいくのだれもしらないまちへいくんだ
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普段ならあなたに分けてあげるけどこれはだめなの雪見大福
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東空ひがしぞら燃ゆる炎 また一つまたたきながら消えゆく星よ
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炎天下アスファルトに ぽたぽたり染み込む汗の濡れ羽色なり
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曇天の空の重さは如何ばかり ナラトド沈む野付の荒野
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こんな日はお化粧をして花柄のワンピース着て失踪したい
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雨上がり雲の間に覗き見る澄んだ水色汚れなき色
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勉強会 机ひとつで はんぶんこ 机の影で お膝のキッス
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ブニュエルにシュヴァンクマイエルベルイマン巨匠と待ち合わせの名画座
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帰宅即すべてベッドに放り投げて蜜月の合図金麦とキス
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野うさぎは淋しいと死ぬのはご存知で?あなたの前では私はうさぎ
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すごろくであがりし人の 手遊びに振り回されて駒が磨り減る
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ねぇ君は知らないだろうから教えるねクリームブリュレは焦げ目が美味しい
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忌み嫌う社畜となる我が身かな眠気とるためカフェインとる
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