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次々と 湧いて出てくる台風に 堪えきれるのか 頑張れニッポン
14
青い朝健やかに眠る恋人の 恋人のもつ時限爆弾
4
見渡せば貴方の
欠片
(
かけら
)
散らばって 闇夜の中でキラキラ光り
14
言葉を覗くと見えるあなたの微笑みが好きで私もついていく
5
疱疹
(
ほうしん
)
は赤く
脹
(
ふく
)
れて我に告ぐ「このお
身体
(
からだ
)
はお疲れですよ」
55
いずれ俺も息子にそうされよう だが平気さと今を生きなむ
10
ありふれた生活にあるささやかな幸せを詠む彩月に
12
あの時の父の無表情 俺の本音を見透かしていた
10
寂しさの砂漠に迷うおおかみの 砂に足あと おお やわらかい
6
憧れの歌人の本を手に入れた弟子入り気分長月の夜
9
この歳になっても未だぬけきれぬ 社畜根性 遅刻を怖れ(早寝)
9
嘘吐きと付き合う日々が無駄すぎて見限る秋に残る諦念
3
夫
(
きみ
)
と居てあのCMが染みてきた 亭主元気で留守がいい、ってね
17
約束を破る人とは縁を切りトモダチ誰もいなくなる秋
6
眼鏡型ルーぺの度数を強いのに替えて臨むや読書の秋に
11
公園の展望台の入口に立つ看板は「イノシシ危険」
3
おおルバイヤートよ あなたの涙をのみほして 千年のちの世に酔ひどれる
7
幼子
(
おさなご
)
と 波追いかけて お父さん 在りし良き日も 見つけるかしら
4
きみにだけひかれているの後ろ髪 いかないでとは言えないもので
6
まねきねこ おかおのよこで ひかえめに 上げた手 身近な福をまねくよ>招き猫の日
13
青っぽい歌はよきかな 我が春はもうかへらざる 霞のむかふ
9
ひと漕ぎを重ねるたびに遠ざかる
無可有
(
むかう
)
の郷のほそい桟橋
10
もんき蝶色づく稲穂に舞い遊ぶしばしの共演秋は進みぬ
19
あのねのね私が貰った新米は快気祝いで精米済みの
12
かぞくそう むすこむすめに いとこたち こうでんがえしの かえしか新米
14
願うのは自然の中で酒を手に歌を詠みたいこの神無月
6
ネギ刻み 素麺茹でて だしを出す 熱いにゅうめん 秋の定番
20
草野球した公園を訪ねれば跡かたもなしタワマンの
敷地
(
なか
)
10
「知らない」と「知ってて使わない」の差よ好きになっときゃよかった勉強
7
平和ボケいいボケと悪いボケがある戦争慣れなどしたくないから
8
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