頑張っている自分を褒められるのは自分だけだと、気づいた 夏
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夕月夜夏の始まり匂い立つ広がる空に花火が開く / プラネタリウムより
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猥雑な人声浴びし造花薔薇フクシャピンクの滴る道理
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天の川隔てた二人会えるのは一年一度それがいいよね
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麦の秋飽くなき悲し五月雨がチクチク眼(まなこ)寂しく差しぬ
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涼求めタイルの上で横になる猫は知ってる涼しき場所を
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七夕やっけ?せやなー、短歌をもっと、楽しめるように、なりますようにー。
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偉人にヒゲを書き足して プール後の眠気散らそう! ……全然眠い!
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真夜中にやってもやってもやっても口を突いて出るばかりの毒
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お星様のご迷惑になりますので、夜空の下ではどうかお静かに。
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弱者は革命を起こす 逆境は逆境のまま世界が終わる
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短冊に書けぬ願いを銀漢の底に沈める 今日は七夕
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曇り空 河無き空を見上げつつ 貴女は織姫のヴェガになる
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今日もまた僕の心は曇り空 ヴェガほど君は遠くて近い
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振り向けば人ひとりなく山道に残像のみがゆらゆら揺れて
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なんとなく君に待たるる心地して散歩の道を足速にゆく
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焚き付けて ふたりの間 導火線あかいいと いっそこのまま 爆ぜてしまえば
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恋しかりし我が彦星は口開けて ぐうすか午睡の猛暑七夕
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遠距離の八年やつとせ 織女牽牛に我が身重ねし 今は昔
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江ノ島で 君と手話で語る しなやかに 動くその手は とても綺麗だ
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キンカチョウ 頬に線書き デビルマン 相手の戦意を へし折る知恵
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織姫と彦星くらい離れたら夫婦喧嘩のやりようもなし
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負けないで 銀河を渡り 超えていけ 二人の間織姫 彦星 十六光年
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ふんわりと甘い香りがたちこめる バナナはちみつケーキのやさしさ
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寝起きから やることなすこと 裏目の日曜日にちよう 妻の小言を カレーでかわす
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ユーカリで 心中中の コアラたち  いのちの電話 必要ですか
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表情が豊かになる孫 うする母 ああ、歳を取るってこういうことかな
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「あなたきっと忘れてしまう」にこやかに微笑む君の鋭い言葉
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止めどなく流れる涙天の川あなたと私の境目となる
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こんな空見れるなら夏も良いかもと 思ってすぐまだ閉められる窓
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