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我が
人生
(
みち
)
を 三十一文字の
短歌
(
うた
)
に詠み 生きた証を 一人省みる
16
切なくも、君亡き今の一人夜は 想い廻らし永き一夜は
9
チョークを握る指先の白、迷路を辿る指先の黒
9
人間が燃えて彼岸へゆくように棺は燃えて方舟となる
12
移り行く、時そのままに 人生を映し過ぎ行く、毎日の営み
5
疲れ果てはたと眠りにつく君の
駆馬
(
かけうま
)
の
如
(
ごと
)
脚の7の字
11
月光が刃物になって降り注ぎ地球最後の墓石となる
6
あぜ道や 首を伸ばせば星くずと夜露の甘さ 夢見るほどに
12
愛してと過去に伸ばしたぼくの手を繋いで未来へと連れていく
7
産声を上げたときから待ってたよ すこし寂しいきみに出会うの
9
穴なンてなかつたかしれぬ 朋輩の愛でぎうぎう詰めの心に
6
神さまはぼくにも与えて下すった うでいっぱいの友だちの愛
9
愛でしょう 遠く離れた電話越し 頭上の同じ月を見たこと
10
思い切り 派手に転んで 擦りむいた 恥ずかしさ勝ち 痛みも忘れ
10
自ずから
目先
(
めさき
)
に現れる道を歩いていくの きりきりせずに
4
「次こそは次こそ君に勝つために」目逸らす恐れ無限の「次」を
5
雨傘と日傘をそれぞれ買う敬意 日除けのプライド 水弾く意地
7
カーテンと髪撫でた風追う瞳机に落ちた汗光る夏
7
「こういう本を読むんだな」そっぽを向いた 僕を知ってよ
3
お前とは泡が消えたビールでもぬるくなってもずっと美味いよ
4
喉と肺 痛めるほどに惑いから 離れていられるからそばにいて
4
あと何度夜更けを待てば会えるだろう けれど君には朝が似合うね
8
晩酌は向かいにお前が居なければ意味がないとは言えずじまいで
8
交換をしてもいいけど文句は無し君のことしか書いてない日記
7
原点の本懐かしく開いたら指這いのぼる馴染みの赤虫
8
遠回りしたけど夢に辿り着く 丸い石ころ 波のゆく先
6
リズムとか文字数だとか明日とか 全部ぐちゃぐちゃにしたいんだけど
6
ペンと紙、脚は生えぬし逃げもせぬ アイディアだけが独り駆け去る
11
成就せぬ想いや夢が絡まって 今の「あなた」の形になった
9
不如意
(
ふにょい
)
なる
暴力
(
仕打ち
)
の痛み忘れ得ぬ
此方
(
こち
)
は
人間
(
ニ
ン
ケ
ン
)
どう足掻いても
6
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