我が人生みちを 三十一文字の 短歌うたに詠み 生きた証を 一人省みる
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切なくも、君亡き今の一人夜は 想い廻らし永き一夜は
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チョークを握る指先の白、迷路を辿る指先の黒
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人間が燃えて彼岸へゆくように棺は燃えて方舟となる
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移り行く、時そのままに 人生を映し過ぎ行く、毎日の営み
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疲れ果てはたと眠りにつく君の駆馬かけうまごと脚の7の字
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月光が刃物になって降り注ぎ地球最後の墓石となる
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あぜ道や 首を伸ばせば星くずと夜露の甘さ 夢見るほどに
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愛してと過去に伸ばしたぼくの手を繋いで未来へと連れていく
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産声を上げたときから待ってたよ すこし寂しいきみに出会うの
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穴なンてなかつたかしれぬ 朋輩の愛でぎうぎう詰めの心に
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神さまはぼくにも与えて下すった うでいっぱいの友だちの愛
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愛でしょう 遠く離れた電話越し 頭上の同じ月を見たこと
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思い切り 派手に転んで 擦りむいた 恥ずかしさ勝ち 痛みも忘れ
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自ずから目先めさきに現れる道を歩いていくの きりきりせずに
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「次こそは次こそ君に勝つために」目逸らす恐れ無限の「次」を
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雨傘と日傘をそれぞれ買う敬意 日除けのプライド 水弾く意地
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カーテンと髪撫でた風追う瞳机に落ちた汗光る夏
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「こういう本を読むんだな」そっぽを向いた 僕を知ってよ
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お前とは泡が消えたビールでもぬるくなってもずっと美味いよ
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喉と肺 痛めるほどに惑いから 離れていられるからそばにいて
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あと何度夜更けを待てば会えるだろう けれど君には朝が似合うね
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晩酌は向かいにお前が居なければ意味がないとは言えずじまいで
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交換をしてもいいけど文句は無し君のことしか書いてない日記
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原点の本懐かしく開いたら指這いのぼる馴染みの赤虫
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遠回りしたけど夢に辿り着く 丸い石ころ 波のゆく先
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リズムとか文字数だとか明日とか 全部ぐちゃぐちゃにしたいんだけど
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ペンと紙、脚は生えぬし逃げもせぬ アイディアだけが独り駆け去る
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成就せぬ想いや夢が絡まって 今の「あなた」の形になった
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不如意ふにょいなる暴力仕打ちの痛み忘れ得ぬ 此方こち人間どう足掻いても
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