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「こういう本を読むんだな」そっぽを向いた 僕を知ってよ
3
お前とは泡が消えたビールでもぬるくなってもずっと美味いよ
4
喉と肺 痛めるほどに惑いから 離れていられるからそばにいて
4
あと何度夜更けを待てば会えるだろう けれど君には朝が似合うね
8
晩酌は向かいにお前が居なければ意味がないとは言えずじまいで
8
交換をしてもいいけど文句は無し君のことしか書いてない日記
7
原点の本懐かしく開いたら指這いのぼる馴染みの赤虫
8
遠回りしたけど夢に辿り着く 丸い石ころ 波のゆく先
6
リズムとか文字数だとか明日とか 全部ぐちゃぐちゃにしたいんだけど
6
ペンと紙、脚は生えぬし逃げもせぬ アイディアだけが独り駆け去る
11
成就せぬ想いや夢が絡まって 今の「あなた」の形になった
9
不如意
(
ふにょい
)
なる
暴力
(
仕打ち
)
の痛み忘れ得ぬ
此方
(
こち
)
は
人間
(
ニ
ン
ケ
ン
)
どう足掻いても
6
不安持ち日々を送って行くのなら ポジティブモードに切り替え生きる
11
レントゲンに写る右膝の骨棘が夜の不眠の原因なりき
6
旅先のどこへ行こうと付いてくる吉野家、マック、ブロンコビリー
15
少しだけお高いひみつのとっておき 迷わずきみのために作るよ
8
唐突な「山には雪」と予報士の 汗で夕餉を囲みし時に
21
ひとつずつ死にゆく季節たちの声 ずっと覚えていてあげるから
7
窓の外夜毎に通う三匹のヤモリ確かめ夫は寝床へ
20
買い物のメモは要るかと問ふたれば 「あったらいいな」と
夫
(
キミ
)
の
愛嬌
(
かわいげ
)
18
そら覚ゆ短歌の数は少なけど 寺山だけは五首は歌える
7
少しだけ褒めてほしいよ介護ってやって当たり前とか言うからさ/(介護)
41
無意識に 動く指先 心あてに 見えない夢を
掴
(
つか
)
もうとして
14
カラオケであしたのジョーを熱唱す あの頃俺は四十代か
5
あしたのジョーの主題歌は 寺山修司の作詞だと みんな知ってるよね(一応確認)
5
消し去れぬ記憶を振るい落とさんと肩で風切る風になるまで
12
月がきれいだとかなんとか えっと、だから、好き・・・なんだよね、 きみのこと
5
虹が出て 思わず空を 見上げては 祈りと願い 手と手を合わせ
18
夕空に三日月浮かぶ十五夜に満月見えるか心配する
6
氷雨にも消えぬ鬼火に導かれ奥へ奥へと樹海を彷徨う
6
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