朝方の南の空に茜雲朱色に染まり秋はもうすぐ
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歳重ね血管浮き立つ腕を見て“ありがとう”って一人呟く
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帰り着く家の明かりがほのぼのと今日の終りのうれしい時間
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大きくて華やかな花 小さくて目立たない花 みな自分なりに
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人間を支えるなんて片手間じゃできないなって素人介護
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種籾の生む無尽数むじんずの米粒が日本人の主食となりき
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見てますか夜空にレアな天体ショー満月土星光るランデブー
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さざ波のとおく向こうの水平のかすみの淵にあなたがれる
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目くじらもふっと緩んで眠くなるくらいほどよい秋の風だよ
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を見れば 有明の月 照らすのは 君との悲恋 眠れない夜
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死んだあと俺の日記が『かわいそうな ひと』って名前で本屋に出てた
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飛び地にて一人果てゆく蟋蟀こおろぎが羨ましいよ しがらみの秋
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イヤホンを付けて音量上げる度、世界も遠くなっていく気が
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おはようと 響く空の間 淋しいと 感じた僕は テレビをつける
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分かってる 慎ましくない その言葉 続く言葉が 行き場を失くす 
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Amazonの段ボール箱溜まりゆく僕の物欲ごと潰したれ
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八月は透明な青と口にする花と木くぐる風に吹かれて
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八月は虫の音色がかわりだす幾万年の星の夜の下
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イヤホンは寝歌ねうた聞かせる人の無い私の側でずっとやさしい
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揺すっても声をかけても応じない娘は「花火」で応答がきた
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見る人に考えさせる詩なんて時代遅れで優しくないよ
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夢の中でしか会えない君の眩しさったらありゃしないね
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「独りでも活躍できる」見栄ばかり張るから独活の大木となる
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来世はもっと上手くやりたいが 今世が来世の場合、積む
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「頑張った」「まだ頑張れる」「もういいや」どれも正しくどれも間違い
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あれ以来 「僕は見たんだ完全な虹を」と思い続けています
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この場所にこのブランコをこう立てた職人さんへ 絶景ですね
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千万の饒舌よりもマスターの温顔しみるラストオーダー
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そういえばゲリラ豪雨があったっけ 濡れたハンガー全てを悟る
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最期まであなたを信じていましたよ 二度と戻らぬ熾火を思う/鎌倉殿 足固め
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