テレビ越しに見る白昼の通り魔犯 見れば俺によくよく似ている
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いずこより 祭り囃子の笛の音を 聞きつ見下ろす誰の亡骸
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誰がどこで ったとからないとかの かき捨てた旅の土産話
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はにかみと嘘の数だけ日が過ぎて 作り笑いに沈む本音と
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東京の街練り歩く人混みに キツネ目の女が増えつつある
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カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン籠めし髪も今朝断つ
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その女を、皮膚から順に剥いでいく 個性、心、機能、魂
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ちがいます。僕のせいじゃありません。 頭の中のコックリさんが……。
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一張羅汗に浸され くたびれて歩いて帰る ああ夏だよな
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キツネ目の 女は前世で人ひとり 殺した者だと思っている
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靴下の廊下に落ちた片方に 肩まで潜って誰待つ夜
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夏の日の瞼の重い昼下がり 洗濯物はとりどり床に
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「常識」や「普通」が僕らの経験を「なかったこと」にしてしまうんだ
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『すーちゃん』のように生きたい 敬意から全面的に参照しました
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慣れるのは許すことだと知ったから 傷つくようなあたしでいたい
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猫まねて 伸ばし縮める腕と脚 油のきれた膝の鳴る音
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泡盛を喰らいて寝起き 夏の空 青くじりじり肚には鉛
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母の目玉さがす夢から覚めてなおしばらくさがす母の目玉を
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つかのまの光は自分に影がある事実を思い出させてくれた
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土曜日の夜更かし深酒不摂生でもプリキュア実況するぞうおおお!!!!!!
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岬より水平線と平行に青のあはひを絶つかもめ翔ぶ
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さまざまなる想ひは風に吹かれつつ夜明けの空と重なりてゆく
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優しくも厳しくもありいつもゐる時間とふものを目にしてみたし
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おやすみと目を閉ぢ目を開けおはやうと消えし時間の不思議をおもふ
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乾くこと無くことのはは湧き出づる心を澄ませ感ずる限り
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書きとめておかねば消えてゆく常を覚えて記す今日のことのは
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ブロックノイズの果て曼荼羅にある精神のクローク そんなライヴ
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ありふれた色がつま先から溢れ床に広がる赤、白、青、黄
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ヤツが来た アタマが痛いオナカが痛い三十日みそじつ周期のイライラ生産
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あなたにはわかるわけないそうでしょう黙って抱いてくれたらいいのよ
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