この家はもう出したのか鯉のぼりいつもギリギリ焦る陽春
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昨日まで好きだった人 春の陽が今日からすこしあたたかくなる
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いくつかのゴールテープを切りながら今見えている場所とその先
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君のがぼくを引きずりおろしてくかつて神様だった場所から
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人間の化石をいつか人でないものが掘り当て燃料にする
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べつにさあ 、貴女に恋はしてないよ?だけど彼女がいるのは
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母さんのアパート来たらカフェラテも鼻から出る程飲んで行ってね
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うらみます 穴に落ちても 全力で 思考の中で 死刑宣告
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カフェラテに初めてハートが描けたよと写真に既読なんか嬉しい
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ありがとうリサイクルショップに来てくれて年下だけど、だから頼れる
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透明度30%の富士山をてくてく歩くおばけの私
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見上げれば三十年がよみがえる息子の記念樹 八重桜咲く
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一億年あとのオパールになったわたしを指輪に仕立てて愛してください
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空明く 晴れ晴れとした 春の世に ついて行けずに 余計に鬱屈
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食っちゃ寝て 寝て食っちゃ寝て 食っちゃ寝て リズムがいいので許してください
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通話中、惚気る君がふと溢す、夫の愚痴を待ち望んでる
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桜散り緑の道を散歩して汗かきながら全部ぶっ飛べ
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通り沿い整列を成す花水木 楚々とした白 涼やかに咲く
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「幸せになれよ」と言った。嘘じゃない。 私となって欲しかったけど。
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かはづ鳴く井手の玉川来てみれば散らで映ろふ岸の山吹
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おぼろ月ひとり呑む酒あおる酒アテはおぼろの君がおもかげ
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ピンクじゃなく緑の桜があるんだね 御衣黄桜ぎょいこうざくら いまが見頃と
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暑くってアイス食べたい どれにしよ キミと分けるなら ピノを3個か
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なま物に当てた氷を気にしつつ 夏日の午後の買い物帰り
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花冷えに 春のポトフを 煮込む音 ただポコポコと ポコポコポコと
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乳酸菌を飲みつつ ふと気づけば外は春風、 澄み切る空に花びら舞い 心も軽やかになる時。
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寝溜めは良くない日曜日 カーテンの木漏れ日は春の匂いがした
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ヤクルトをピルクルに替える物価高 ヤクルト1000など夢のまた夢
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なにかやる 人だからこそ 出来ること その時までは 日々精進
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翻す理由は単に「白が好き」そういう旗があってもいいね
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