だだっ広いコンビニの駐車場で 無知ゆえの全能感
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離婚して生活保護を受けたのは嫌いだからじゃ無いってわかって
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向こう岸 手を振る君と歩き出す 小さな橋へ 同じ歩幅で
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したもいを ペンに込めては 綴ってゆき 滲んだインク しなるペン先
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「どう、この髪?ボブに近いでしょ」母に問ひ 「中学生w」と笑われたいな
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不安から 目を逸らす為 打ち込んだ そんな趣味に 意味見出だせず
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君と僕 生活リズムは違うけど 合わせる作業は いと愛おしい
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我の髪 セミロングほどになってから 母とまだ会わぬ まいにち案じつ(電話とラインは鬼のように)
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ふと他者ひとのために生きたいそんな夜 自分のご褒美 迷ってる夜
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故郷の、山川今もかわりなく 田植え稲刈り、機械に変わる。
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通勤のバスの座席で今日もまた膝のうえ観るスマホの映画
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去る夏を惜しむ心に陽水の歌うカナリアすっと沁む夜
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一時間考え込んだ文章の送信ボタンを押すのに三日
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ええそうよ私はトイレの神様と 浮気をした罪人女
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便座のフタの上げ下げでよく喧嘩したよね昔同棲中
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施設にね今日はお泊り母親のベッドは少し淋しげである/(姉妹も)
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貞子似の私なんてホコリ以下きっと生きる価値なんてない
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最近 アイドルばかり 見てるよね 私と居るより 癒やされるんでしょ
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本当は暗いだけの我なんて生ゴミで捨てたいんでしょ
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ぬいぐるみ コアラをそっとかいました一緒に出かけなまえもつける
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燭明そくみょう覚束おぼつかなきは人なれど 束ね束ねて無辺むへんを照らせ
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本当はわたしが嫌いで人生路頭に迷え とか思ってるでしょ
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全て全て飛んでいってしまえ!お前もあいつも妬むこころも
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踏切の音が聞こえなかったなんてまさかでしょってみんな言ってたわ
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俺とお前が別世界で生まれていたら、なんてたらればは美味しい雨で流しておくれ
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いつの間に 彼女が殻を剥いたから 美味しくなった茹でエビがこれ!
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こころさへ月にくべては舞へあかきほむらに染めよ玉の緒のてふ
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ママチャリに久々乗って感じてる君の重さと自分の老いと
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明日には会社を去ってしまう君 支えでしたよ ほんとありがと
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君恋し、想いは乱れ夢花火、 逢いたき願い今夜も叶わず
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