いずれにも拡がって散るそういえばわたしたち熱射病でしたね
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「映画観よ!」 日曜、洋画 10時半 いつもオチは 僕しか知らない
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「ほら起きて!」 車でうたた寝 先に行く 母の尻についたホッカイロ
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有り余る 幸せ買って 「かわいそう」 これ以上は 腐らせちゃうよ
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どこか遠く連れていってくれない君は君こそは水曜日よりの使者
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スカイリムMODを入れてMOD入れMODの後にMODを入れる
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排水口 絡まりし我が毛 取除く 俺は確かに消耗中だ
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「なんとかの蟹」とか言ってごめんなさい 良い映画です『聲の形』は 
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女学生瞬くように手話をして 言葉の雪が車内に積もる
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「もう寝るの?」 母の寝顔に ささやいて そっともうふを もう一枚
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思い出は 古くなるほど きらめいて 思い出すほど 悲しくなって
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親孝行 たまには外食 「何食べる?」 おなかいっぱい なんでもたべるよ
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夜もすがら君の電話の声聞いて眠る私は何者だろう
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フルグラに牛乳かけて食べる朝 愛しい君がもういない朝
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クーラーの効きし夜に二人してタオルケットから覗く深海
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超豪華おふとんドレスで舞踏会6時のアラーム魔法とけるまで
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君が残したビニル傘開きたれば 茶色く縮れし桜の花びら
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星売りは春の嵐を待つてり はるかな国はいまも永遠
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横たわるきみに孤独をあげたくてカスミソウの額縁を編む
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「梔子の幻を看取つたのだらう」「れはたしかに咲つてゐたさ」
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接いだ嘘をなぞるふたり/錆びついたペーパームーン/"もっと壊して"
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( わたし とは海を浸したこの躰)だれもしらない名前をつけて
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ナルシスト 貴方に独り寂しくて充実してる日よ来い 僕も
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孤立 身を切られる痛み 何時の日か独り寂しくただち実れ
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独りきり寂しさ全て感じ切り誰かと共に生きたいばかり
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あしたにはきっとなくしてしまうでしょう ひかり、におい、ふるえるほどの、
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暗やみの原初の胎に還るころ ねむれる仔らよ さびしからずや
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肌露わ 甚だ婀娜さ 絢数多 ただただ新た 夏の只中
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朝の日のほがらほがらと包みこむ野原に黄色のたんぽぽほがら
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黒き目の猫と寝転びのほほんと互いの瞳の星を見つむる
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