「それはもう……恋だよ」「恋か?こんなにもドロドロしてて哀しいものが?」
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悲しみを乗り越えた先にあるものが 推しの死ならば世界よ滅びろ
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推しの名を一字一句 噛み締めて 出てくる言葉は「尊いの極み」
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死に際に輝く命もあるだろう 私の推しはそうじゃなかった
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酒飲み 貴女のことを 考える 貴女の全てが 酔いを早める
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時満ちてさつきの花が咲くように山が火を噴き大地は揺れる
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吾が先に読んだ小説 夫も読了 やっと語れる伏線あれこれ
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十年は続くひきこもり暮らしにアニバーサリー的な何かを
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青空から雫は落ちてこない天国にいる人はみな笑ってるからかな
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Utakataが いつしか真ん中センター 生活の 聴いて話して 落ち着く居場所
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忘れたの?(三回くらい言ったのに……。私のことに興味ないのね)
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まだなのか もういいのかも 分からずに ほどよき加減 図りかねてる 
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「今夜こそ 電話しようと 思ってる」 そういうキミは 今日も寝落ちる
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徒然つれづれに花は盛りを過ぎにしを白髪しらがけれ七十路のひと
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ヒトがヒト 好きになること ときめきを 感じるセンサー 新調したい
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夜にしか起きれない僕をジャスミンにたとえてみれば多少はマシに
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怨恨はつきることなし あの頃の心はいまもいえることなし
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こんなにも 季節は先に 向かうのに 気持ちは躊躇 咲ききれなくて
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牧之原まきのはらにうちいでて見れば茶畑のみどりは今朝の露にぬれつつ
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陽だまりの レースカーテン 縞々の 尻尾が一本 まっすぐ生えてる
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【新幹線】はこねぢを越ゆれど野にはかすみたつ富士の高嶺たかねを見るよしもがな
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ひび割れた心に金を継ぎ合わせいつかは博物館で鎮座す
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八重桜 花びらひらひら舞い踊り タンポポの上にフワリと着地
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棘のある 言の葉ふれこの耳に  こちらは人の心を知らず
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つまらない 言い草耳にし眉寄せる  人はこちらの心知らぬ
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一線を越えれぬ愛と云うけれど 貴方と私の間は薄膜
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悪いクセ 苦手科目を 後まわし 気の重い時間とき 我にめり込む
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桜ってもっとピンクな気がしてた 陽の下で知る無加工の色を
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ありがとう!お花見させてくれた木々 「伐採します」の紙を貼られて
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過去形で命令文は作れない。もう言ってやるな、かわいそうだろ
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