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好きだとて気持ちブレーキかけざるを得ぬはあのひと
他人
(
ひと
)
の妻ゆえ/えっ
!?
9
水滴をいちいち受け止め鳴るシンク 大げさなんだよ泣いたくらいで
9
宝石は傷つけられて輝いている 傷を傷とも見せないままで
9
うたたねをしている間カルピスの濃度のことだけ考えていた
7
終電を しきりに気にする姿見て 消えゆく愛を せつなく察す
20
きみの眼は踏みつけられて色づいた生花を薪に輝いている
5
君乗れる背丈になったかジェットコースター 二人後悔頂上付近で
7
きみならばどんな場所でも幸せになれるからもう発つ時間だよ
13
親のないぼくらを友とせんせいが一人前のひとにしていく
11
読む前に新しい本買いまくり本棚埋まる読書の秋
9
創作が出来なくなった秋の夜は買いためていた本を読むのみ
11
紅葉も今年は幾分遅めとか気にして予定を組むのも楽し
12
出金渋沢さんに会えたけどすぐにお別れまた会えるよね
5
愉
(
たの
)
しみがいつか終われる難しき人生の秋歩き出します
10
何事も楽しくないと続かない「きつい」を捨て「楽しい」に変えて
9
きみと見たあの日の流れ星ここにありますときどき光っています/題『です・ます』
7
お手紙が羽ばたきそうだ新しい百十円の切手を貼れば/題『円』
12
わたくしの怒りをすべて受け止めて連打に耐えるenterのキー/題『止』
11
嘘吐きと交流するくらいなら孤独の道を進むと決めた
7
さいきんは ねこたち ねるまえ
しんしつ
(
寝室
)
に いってまってる あいらしきかな
21
デザートに焼きいもパフェほかほかの乱切り芋がアイスを溶かす
7
軽快にミシンはかどる秋の午後次のランチに間に合うように
26
果てしなく伸びる舗装の並木道秋の気配が私
緩
(
ゆる
)
める
11
ミシミシと痛む右足かかえども進むミシンはいつもまっすぐ
10
ご馳走も二日続けば胃に重し 納豆ぬか漬けを恋しく思う
15
悲しみのあいまなみまにどんぶらこ、わたしいつでも夢に生きてる
9
楽しみの旅行も三日になりぬれば 自分の布団にくるまりたくなり
19
三月
(
みつき
)
前別れ告げられ大号泣 濡らした枕もう乾いてて
13
涼しくて日に一万歩が苦にならず秋が来たんだと実感している
11
お布団が 僕の体を 離さない 眠りはかどる 涼しい毎日
12
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