雪解けてついに露わなる田んぼ水面凝視すノスリ目敏し
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孤立する その度あの日を 思い出す 私が独りじゃ なくなった日を
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お弁当 微熱を払い 詰め込んで 玉子を巻けば 目も回る朝
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朝日出て 二人迎える 年始の日 今年も共に 仲睦まじく
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三月のダウンコートの内側にこもる発芽をするための熱
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くもり空 ねむそな(眠そうな)ねこは ぼんやりと ねたりおきたり たべたりねたり
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身が朽ちる業火と雨で奥底の この感情も いつか原石 /「宝石」
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ポケモンの赤と緑を語る父「みどりはたぬき」と答える息子
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フュリオサを観た後でまたデスロード観てしまったよ悲しみ深し/マッドマックス
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四年前に買った革靴を脱がなければ ラップトップかなコンビニ弁当
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何秒で点滅するのかすら忘れた サラバ交差点
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春雨の濡らす大地は黒々とはるかあなたは筋肉隆々
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状況をいかに字数(みそひともじ)に収めるかそれだけのみが楽しみみたい
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桃ゼリー猫がくれろと鳴くもので一口出せばケッと言って去り
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ビール注(つ)ぎ 注()がない時に こころあり
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時止まり このまま子供で いれたらと 思う甲斐無く 季節移ろう
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この家をさてどうやって畳むべき片付け方は得意ではなく
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常世ではドリンクもWiFiも無料だがこのドアを開けてはならない
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梅、桜 艶やかに咲く 共演に 春の陽気が ほっとするかも
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胸の中枯れた薔薇に満たされて音がしているシャーデンフロイデ
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夕食は何がいいかと猫に聞く「にゃあ」とひとこと短い返事
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喉渇き二月十四期限日の牛乳見つけ飲んでみたんだ
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見苦しく下手な生き方もうそばに誰もおらずに老いと向き合う
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生まれ落ち 取り除かれる運命の 生える場所を間違う 雑草
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感情の水準器どもゆっくりと傾いている四月九日
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いかなご漁 今年の量は如何(いか)なるか 母のいかなご また食べたいな(もう長いこと炊いてないけど‥)
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逝きし人の顔薄るるを理(ことわり)と知らば春陽(はるひ)の我にやさしき
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浴衣着の きみ艶姿 嫋やかな 立ち姿には いとをかしかな
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着実に 蕾(つぼみ)ふくらみ 準備する 君から咲いて 花のささやき
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相棒の「最終回」の文字哀し ビールいっぱい買ってあるのに
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