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四月から六月まではすぐに来た八月だって間もなく、に来る
11
深夜2時 犬が寝床にやってきて なぜか枕を譲らされてる
13
巨大だし毛も生えてない人間を愛してくれてありがとう、犬
9
電池切れマウスの蓋を開いたら 何故そこに犬の毛潜む
4
そこかしこ紛れた毛さえ愛おしく思う日はまだ来なくていいよ
8
畳まれた服を ワシワシふかふかに整えた上で寝る犬
8
いつだって逢える気がして気を抜いて半分過ぎた日めくり眺む
16
始まりは夏の初めの空の下 ボクらは長い冒険に
出発する
(
でる
)
9
おかえり を言う準備なら出来ている。灯屋くんのチョコベビ万全
16
美しい老いなどないと笑い合う四十年の友がいること
18
ブログにて後ろ姿のキミがいて 指でなぞったおそろいの靴 /テニスの大会
15
恩寵と啓示はけふも諸人に降り下れどもかへりみられず
6
大学はたいていは坂、つまり山 広くてきみとの「偶然」がない
7
花よりも風より月でそれでいて鳥だけ動物なものってなに?
3
記憶など捨ててしまえと言う君の若葉のように柔らかな脳
26
入り口は開きっぱなしの黄泉の国不意に逝くのも飛び込むも良い
8
雲覆い星無き夜空
慰
(
い
)
するごと 航空灯の赤い
瞬
(
またた
)
き
16
「かわいいね」「その服いいね」言うことも出来ずただ好きでいる電話越し
9
毎日を生きているはず でも何故か 日付も曜日も記憶から消えて
6
マシンなど必要ないよ毎日が 矢のように過ぎる大人の仕様で
5
傷口の治る手前は痒くってまたしてもまた
瘡蓋
(
かさぶた
)
を剥ぐ
16
私もう酸いも甘いも噛み分けたから 終わりでいいです譲ります
7
愛子さまも 猫の写真をお撮りになる 動物好きにてあらせられます
12
今日のためおろした赤いハイヒール ガラスの靴にはなれなかったな
11
「エサをくれ」「早く寝よう」と鳴く犬の ちいちゃな自我がとてもかわいい
9
海馬には 嫌な記憶が 染み付いて。この壁の色 少し似ている。
8
こ〜〜んなに、なが〜〜いテープ、どうするの? はしゃぐゴロリを封緘する
4
北海道ニッカウイスキー「まっさんの」試飲惜しみて土産が重し
15
灯りつく小樽運河を見下ろして
息子
(
こ
)
より賜いし「金婚」へ宿
23
苦しみは 必ず終わる そう信じ 光差すまで 荒野を歩く
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