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あの頃に帰りたいとは思わない そう意地張って生きる大人です
2
すり減らす命の音や夜に鳴る それを鼓動とひとはいふなり
2
愛してる 口から
溢
(
こぼ
)
れそうなのに口内炎が邪魔してごにょごにょ
3
楽に逝く方法を先に作っとけ それから僕らを産み落としてくれ
2
泡沫のごとく消え去るその恋も弾ける最後はぱっとかがやく
0
革命を起こしてやると意気込んで 毛布をかぶり息を殺した
2
親指は多感な時期をのりこえて深爪されてもおだやかでいる
1
たとえばだ あんたが絵の具だったなら
筆
(
ぼく
)
に絡んで落ちないだろう
2
誰も彼も 恋なんてものを狂信し 泣くわ笑うわ 今日も忙し
2
さらさらとこのまま溶けていなくなれ お砂糖ならば紅茶を淹れて
3
引っ越しのダンボール箱この部屋に置いてく記憶は入れずに捨てる
0
センス無し 意味なんて無し はじめから 空虚な世界 楽しもうよ
0
夏風よ まつげを濡らす水滴を攫え、明日も歩けるように
3
ねえ君は イケメンじゃないし 愛想も 悪いしお金もないんだけどさ
2
僕の手で 乱れた君の髪なおす 白いシャツから夏の香がたつ
10
中学の頃は勉強したくなく、今は存在したくありません。
0
ここにいる理由がわからない夜にしずかにそっとひらいたまぶた
3
うねうねと 月夜の浜に 打ち寄せる あなたは波で 私は島ね
2
月探す君の睫毛をながむればわが胸中で舞う白孔雀
4
旅籠屋の
薄灯
(
うすひ
)
の中で 見た君は 月に輝く 玉の彫刻
2
くたくたの名刺を一枚だけ持った排水溝と知り合いになる
1
手触りと温度が違う君の声電話越しだと凍ったみたい
3
義務になるとすぐに嫌になる「生きる」を趣味にとどめる方法【急募】
1
汗ばんだ人混みの中泳いでた 花火の色は思い出せない
2
電話越し 櫻井さんの 叫び声 花火がパッと 消えゆくように
1
この夢は温く濁った麦酒色 苦く飲み干すことも出来ずに
1
我が腕に 愛する君を 抱きながら 星の巡りの 奇蹟をぞ思ふ
2
草の香をまといて小犬夏野原 自然だいすきコロナも忘る
1
缶蹴りの声まだ高き夏至の空 梅雨の晴れ間の日照りも長き
3
ぬばたまの
心
(
こころ
)
の
所在
(
ありど
)
は
上
(
うは
)
の
空
(
そら
)
慰安之種
(
なぐさ
)
を
求
(
もと
)
めて
浮
(
う
)
き
漂
(
ただよ
)
へり
1
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