Utakata
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みずき
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宜しく御願い致します。
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庭先の南天の枝揺れひよどりのぴーよぴーよと梅雨のたそがれ
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皇后の胸に抱かれ合歓の花 風のハミングゆるやかに揺れて
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合歓咲くや乙女に恋の芽のゆれて淡紅の頬ほのぼのとあり
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あの時の片恋に打つ草矢かな振り向く君の笑顔見たさに
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電話するコロナ騒ぎで久しぶり無事で良かった元気な声に
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息子へとマスク作りの手縫いにて 千人針の往時思いつ
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カレンダーめくりていよいこの年の後期に入りてもコロナのストレス
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雨意の風つのり峰雲刻々とすがた変わりてはやも崩れる
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街騒の届かぬ寺苑濃紫陽花 錦絵のごと心めかしぬ
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雨止んで紫陽花に情け思いけり藍が極みの鞠重くして
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涼しげな音色の響く風鈴は南部鐵なり母の手土産
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草の香をまといて小犬夏野原 自然だいすきコロナも忘る
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缶蹴りの声まだ高き夏至の空 梅雨の晴れ間の日照りも長き
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葉櫻の雨に洗はれ輝やける新緑の道すがし風過ぐ
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立ち上がる雲の白さや梅雨晴れ間 植田のラインみどり眼に映ゆ
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夕映えのそよぐ植田に白鷺の舞ひ降る影のすがた麗し
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薫風の真中にありし乳母車すやすや幼子木漏れ日すがし
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水滴を宿して光り濃紫陽 華美にて移り気などと言はせない
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松の木の新葉のあとに古葉落つ 世帯交代波音しずか
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いにしえの恋は儚く梅雨の月とめどなく零るえごの花かな
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故郷の驛舎懷かし立葵 日の影生みて吾を待ち受く
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木漏れ日を乗せてきらりと竹落ち葉命の神秘かぜに乗りゆく
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林道の青葉若葉の風かをる耳聳てをればせせらぎの音
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軒端に小麦の色の小判草しゃらんと撫でれば猫が振り向く
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春月の薄くれなゐに
潤
(
うる
)
みたる朧を愛でり菜の花の道
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洗面の鏡に映る水仙花 とげなき言葉で今日も一日
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草の花 あやとりの友今如何に 春の夜空に星きらめける
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夜桜を
愛
(
め
)
でて堤の宵闇の孤高に照らす十三夜の月
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真青なる空に乾杯白木蓮 真白なこころ天に献じる
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両手上げ追ふ瞳にもしゃぼん玉 をさな子の
抱
(
いだ
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く今ある夢よ
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