みずき  フォロー 0 フォロワー 4 投稿数 46

宜しく御願い致します。

合歓咲くや乙女に恋の芽のゆれて淡紅の頬ほのぼのとあり  

あの時の片恋に打つ草矢かな振り向く君の笑顔見たさに 

電話するコロナ騒ぎで久しぶり無事で良かった元気な声に 

息子へとマスク作りの手縫いにて 千人針の往時思いつ 

カレンダーめくりていよいこの年の後期に入りてもコロナのストレス  

雨意の風つのり峰雲刻々とすがた変わりてはやも崩れる 

街騒の届かぬ寺苑濃紫陽花 錦絵のごと心めかしぬ  

雨止んで紫陽花に情け思いけり藍が極みの鞠重くして  

涼しげな音色の響く風鈴は南部鐵なり母の手土産 

草の香をまといて小犬夏野原 自然だいすきコロナも忘る  

缶蹴りの声まだ高き夏至の空 梅雨の晴れ間の日照りも長き 

葉櫻の雨に洗はれ輝やける新緑の道すがし風過ぐ 

立ち上がる雲の白さや梅雨晴れ間 植田のラインみどり眼に映ゆ 

夕映えのそよぐ植田に白鷺の舞ひ降る影のすがた麗し 

薫風の真中にありし乳母車すやすや幼子木漏れ日すがし 

水滴を宿して光り濃紫陽 華美にて移り気などと言はせない  

松の木の新葉のあとに古葉落つ 世帯交代波音しずか 

いにしえの恋は儚く梅雨の月とめどなく零るえごの花かな 

故郷の驛舎懷かし立葵 日の影生みて吾を待ち受く  

木漏れ日を乗せてきらりと竹落ち葉命の神秘かぜに乗りゆく  

林道の青葉若葉の風かをる耳聳てをればせせらぎの音 

軒端に小麦の色の小判草しゃらんと撫でれば猫が振り向く 

春月の薄くれなゐにうるみたる朧を愛でり菜の花の道 

洗面の鏡に映る水仙花 とげなき言葉で今日も一日 

草の花 あやとりの友今如何に 春の夜空に星きらめける 

夜桜をでて堤の宵闇の孤高に照らす十三夜の月 

真青なる空に乾杯白木蓮 真白なこころ天に献じる 

両手上げ追ふ瞳にもしゃぼん玉 をさな子のいだく今ある夢よ 

鳥帰る笑う山峰後にしてあっけらかんと古沼の広ごり   

旅立ちの子等を見送る校庭の別れ惜しむか黄水仙撓るしな