ゆめでしたそう言いたくて言いたくて朝日が昇り亡くなりました
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まだ声がある時まではぼくでいい 氷柱抱く静けさまでは
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感覚と言語と 他に何がこの私を映し出す霧なのか
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白い羽で追い風に舞い地に落ちる つばさ持たない鳥の名は花
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冷たいものを綺麗だと思うのは心が水でできているから
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いほつ海 まことともしも ありあけに いささおされぬ あはれあしたは
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あそこにも、あんなとこにも、あの子にも 生き物みなに神は憑いてる
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カップふち指で摘んで渡されて心泡立つコンビニコーヒー
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紫陽花は あの子とこの子 さわさわと おしゃべり尽きぬ 雨降る庭で
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雲間から斑模様に日の射して新緑の山プロジェクションマッピング
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恋というページの栞をまた開くまた傷つくと知っているのに
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Amazonで頼んだエプロン今日届きただそれだけの静かな休日
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転職の決断の理由なんですか お金金金マネー金金
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うぐいすと 張り合うつもりで 口笛は 掠れ音飛び ひとり山道
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あじさいと雨がダンスをしていますそれを眺めるぼくとみつばち
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お願いを 撤回するか 変更し 工夫しなけりゃ タイムオーバー
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間違った 願いばかりが 多すぎて 叶えられれば 不幸になるし
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求めても 得られぬものが あるものだ 諦め切れず 身をやつらせて
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冒険を 一つもしない 人生は 港を出ない 小舟のようだ
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真実の愛も魔法も無いのならせめて悲劇にくらいならせて
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魑魅魍魎 読めない従兄弟を馬鹿にした 空気が読めない 僕もっと馬鹿
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単純な仕事をください それだけでいい 何も考えずに済むから
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物事を理詰めで考えられるので 冴えた論理で自己嫌悪する
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文化祭でかっこいいギターソロを弾くことを夢見る三十路 どこで落としたこの世界線
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明るきは 部屋の灯の 白さだけ 唯一性を 見つけられぬ夜
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メルカリできれいなビーズ眺めては生まれもしないピアスを想う
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自己嫌悪コンプレックス抱えても吐き出す術はどこにも無いのに
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友人も家族もいない僕だけど毎日生きてる誰か褒めてよ
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いけないと 分かっているのに 辞められない どうしよう僕の ガム飲みこむ癖
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よしやるぞ 思って2秒で もうやめる なんで出来ない どうしてなのか
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