死にたいと言うけど本当は生きたいし、なんならもっと幸せになりたい。
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おやすみと 囁きそっと 終話する 君の寝息で 僕も夢へと
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腕を噛み、手首に刃を当て、首を絞め、頬を叩いて――本当はやめたい。
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水溜まり 落ちた木の葉が 舵を取り ゆくえはどこか 風の吹くまま
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皿包み新聞紙ふと日付見る今は亡き父誕生日なり
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リスボンで見初めし花木かぼくジャカランダ難波なにわの寺に咲くやこの花
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今日もまた静謐の時間をともにする凛々しい猫と支える人と
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猫さんは心静まる時を待ち吾の膝うえに鎮座まします
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君に会う 朝の楽しみ それだけで 今日一日が 少し明るく
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ヘアオイル ウキウキとつけ登校す 何がなんでもモテたいか次男
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恋人ができると人は変わるのか 人は人であり君は君だよ
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若いとはいかに無防備無知無邪気気がつく頃はあの世が近い
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深々と頭を下げてその人は 父の遺影をじっと見つめる
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死ぬのかと父の問う声 耳残る 嘘をつけない子に育てし父
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ステーキを 切り分けるのは 上手い彼 「行ってないのよ、プラネタリウムは。」
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手折られた たんぽぽの茎が 湿っている わたしの首は 繋がったまま
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コンビニで 雪見だいふくに 手を伸ばす 思い出すは 赤子のほっぺ 
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鍵を掛け マスクに指を 掛けてああ ないよシャンプーとコンディショナー
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朝寝坊 カフェ行く予定 丸潰れ 昨日の私 覚えてなさい
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さそり座がオリオン追いし夏の夜 赤き体よ夜空を照らせ
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年末の為に精出すポイントを筍並みに出ては収穫
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この表現絶対ないとはじいてた一週間後に落ち着く不思議
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紫陽花は女王然と鎮座して 梅雨の間近か雲の重なり
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現実と向き合えなくて目を逸らしあなたに逃げた私はずるい
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みんな言う 過程大事と 口にする けれど現実は 結果オーライ?
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プロポーズした時弱冠二十四お義兄さん今日古稀を迎える
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白旗をあげる洗濯物のたたみかた十年戦争おわる
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謙遜と謙虚は違うハッとする自分本位の謙遜だったか
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寝れないと俺を見つめて話してと 聞こえる寝息オチまで聞けよ
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なんやねん 文句あるんか 有休や 昼から行くで 彼氏とユニバ
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