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透くやうなバラの花束感涙の難き日々にも心通ひぬ
19
めちゃ寒い 雨も降ってる 道すがら どうしようかな 今日のマラソン
7
庭の雪ちりちり融けて顔見せし黒き土すでに草はやしをり
10
我が
妻
(
きみ
)
は 梅花の頃に始まりぬ 愛猫慄くクシャミの嵐
21
税務署の待機列も申告の控えの判も消えゆく令和
9
一年の医療費を打ち込む手間省け万歳三唱マイナポータル
11
三人の子の医療費を超えてゆく四十路を過ぎた家人とわたし
12
マイナンバーカードに初めて感謝する電子確定申告をして
10
苦しいが喉に押し込むハイボール 一体何を目的にせん
7
怖くって流れる時間を掴もうと 夜更かしすれども既に遠くに
6
戦争の 反対は 趣味 儲からぬ それでも豊か 歌も平和も
33
いつまでも 続くかどうか わからない 新しい趣味 誰にも言えず
11
満ちる月 光明るく驚いて はっきり見える君の瞳も
9
フィルターを通した光は優しくて心の澱を浄化してくれる
14
3ページ目から白紙になっているノートがきっと5冊はあります
7
銀行に入ったぼくの友だちは漫画じゃなくて新聞を読む
5
一歩先 お
出汁
(
だし
)
の香り キッチンとわたしの間をやさしく埋める
12
湯気と注がれたカップの波打ち際 砂糖の砂浜 琥珀色の海
6
なぜ教えてくれなかったの、電子レンジの加熱が冷めやすいこととか
4
オレオレの 撲滅音頭 踊るより 自治会の情報管理厳格に
11
この春の蕾に込めた一房の実ることなき世界の仕草
5
すっ転び立ち上がろうと片膝をついた瞬間「ヨーイ」の体勢
17
一区切りまた新しく次が来る来てくれる時に感謝を贈る
9
考えすぎ そうさ自身で分かってる それでも無事で「おかえり」チビ猫
20
みどりいろ ゆらゆら揺れる 森の
お風呂
(
バブ
)
ヒーリング効果あると信じて
15
春を告げ雪のえくぼの二つ三つ真青な空に見よと言うらし
22
遠からず星になる日が来るならば
同胞
(
はらから
)
の星目指して行かん
22
ムスカリが 知らぬ
間
(
あいだ
)
に 咲き始め まだ寒いねと 花を縮めむ
24
あの子らがいない街にも春は来て 優しく前を向かされている
8
大丈夫 明日の朝はパンケーキ焼いてあげるよ 少し厚めに
8
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