クソ野郎 「死んじまえ」なんて言わないぜ 己を恥じつつ長生きしやがれ
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イジメとか肯定する奴 「仕方ない」なんて自分がされても言えるか?
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とんでもない差別主義者を友達と思い込んでた おれはばかだな
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防人さきもりのいつか来た道通りゃんせ白沼しらぬまへ行く日没の道
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炒めたり煮たり漬けたり乾かして明日に続く私の一部に
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報われないことなど前から知っていたそれでもあなたがただ好きだったの
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そうだから分かっていたよ何もかも私はあなたの視野にもいない
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どうしてなぜ引き止めないのいつだって君が生かしてくれたじゃない
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心が破れるなど上手く言うものそうさ全てを君にあげたから
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見上げれば月はいつでもそこにある、失うものはきっと何もない
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面倒くせぇ…分かっちゃいるけど面倒くせぇ 風呂は最高! でも湯までが遠い
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君と君僕と僕とが不足なくそれぞれ呼吸できる毎日
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眼に映る全てのものに文句言う あんたに一番うんざりするよ
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条件A条件Bを満たすのでぼくは脈なしはいQ.E.D
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錆びてゆく釘の頭を撫でながら明るい髪にしようと思う
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かたこりの妹のかたもむ受難節つばさのありしところさがして
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友達っていったいなんなんだろうね 殴ってもいい奴と思ってんのかね
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春空の真中をすっと直線に裂いて落下をする花鋏
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ただ彼に愛される可能性があるうちに死んでおけばよかった
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何なんだこの世界はいつもそう何もかもクソクソ中のクソ
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無茶苦茶だ何もせずただ愛されていつか彼との子を宿すのでしょ
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どうしたら愛しい人に愛されて同じ時を刻めるというのか
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泣ける泣ける号泣泣けると繰り返す予告をシカトし本編を待つ
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銀幕スクリーンに二時間あまりの夢を買い他人の話を他人と観ている
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冬闇の枝に白花降る雪の一片ひとひらごとに膨らんでをり
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除雪車が雪に噛みつく この夜を削りしゆく冬の鉄虫
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貴様には1%も復号できぬ言葉を呪いと誤解しておけ
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くらやみに熱なくひかりおびただしき六花ゆきよ濃く降れ更地の今年
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おみくじのいい加減さを見習って放送禁止用語で話す
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この街に住み始めはや七年に けれどもなぜか君に逢わない
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