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庭隅の日当たり悪い紫陽花もやっとピンクに染まる水無月
13
「ミスター」と呼ばれしひとの享年が偶然にせよ
八十九歳
(
はちじふく
)
とは
6
目覚めては窓を開放陽を拝むこれでいいのだ自力本願
12
時折りに 家族の記憶 目に触れて 揺れる心の なきこともなし
17
どこまでも 平行線の かの人と 生活分ける 先見えぬ道
17
秒針の音に囚われ 振り向けば 君の面影 朧になり逝く
11
真っ白な 曇った空は 嫌だけど 真っ青な空も あまり好きじゃない
6
澄み渡る夕空に 上弦の月 梅雨入り前に眺む ベランダ
16
あの人に 気持ちを 短歌で伝えたい 熱い想いに 我サポートを
12
野辺に咲く薊あざとしいつの間に 指で触れなばチクリとぞ刺す
15
ぬか床をかきまぜた手に残りたる 何の匂いか祖母の匂いだ
17
おや今日は芒種一粒万倍日 買い物メモに書き足したクジ
19
スシローの番号札が嬉しくも
33
番テーブルになり
11
寺町の通学路にて何事か言ひ掛けむとする
汝
(
な
)
の吃音待つ
12
父と子と鮎釣る川に夕日映え銀鱗跳ねる流れはるかに
30
いつの日か来ると覚悟の別れなむ いま沈みゆく『ひかり』の時代
12
大輪の 牡丹の花が鎮座する 狭き吾が庭牡丹園となり
18
みをたたれ いきよとしいられ いけばなは いきものとみるか どうぐとみるか
19
冷えきった 外気を部屋に 取り込んで ふかふかの布団 二重で眠る
6
おとしもの 印鑑さいしょで 財布 カギ 重要ものしか おとさぬ不思議
19
トランプ翁
T
A
C
O
︵タコ︶ とよばれて はらたてて 関税マシマシ 悪童のはて
13
死んだ目で社会ってやつはそんなとこ。仕方がないね。おつかれっした!
2
ふと覚めて トイレの為に 降りていく 吸い寄せられる 魅惑のキッチン
4
開け放つ 夜のからかぜ 身に染みる どうやらしばらく 暑くなるって
6
こめごきろ よんせんえん余 トーブでは 。食パンパスタも たべるからいいが
12
不安からなぜか画面に向かうより何でもない木を見る方が良い
8
一年ぶり会うまで忘れていたけれど嬉しい再会花火セットと
7
白いちご熟れた食べ頃見定める甘い香りと紅くなる種
25
つくりかた さらっとよんで てぎわよい 。うめのしろっぷ 去年つくったけ?
16
母の日にもらって使えず居りましたアロマウォーター枕に見る夢
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