ネットにて AI作の画像見る ありそうで ない 夢の風景
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忘れてた一日一首決めたのに昨日の分も取り返します。。。
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半開きのカーテンから降り注ぐ明け方よりもまぶしい日差し
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「キュンです」ということでしか凡才を持て余す我慰められず
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自死をした母が暮らした部屋の戸は 閉めたはずでも また開いている
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不機嫌な顔や声色見えぬれば喉奥に詰まるちいさなわたし
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憂鬱を飼いならしてる唯一のペットなんですかわいく啼くでしょ
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さわやかも充実も遠い呪われた我が身こうして饐えてゆくなり
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内臓を蹂躙していく快感に勝るは君を飼う面倒よ
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洗面台打ち付けられて生まれくる瘤いつまでもそこにいてよと
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若くして親を亡くした者だけに 出来ることです ああ、50回忌
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ともだちが次々元気をなくしてく それが梅雨です季節のせいです
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何すれば苦痛が消えるか思い出せ 私には文字があったじゃないか
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「好きです」という文字を見て「私かも?」と思った人みんな友だち
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夕焼けが恋焦がれては道迷い空にかえれば文句はないの
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半夏生 夏のようなる 梅雨の日に 盛夏の程はいかばかりかと
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最近読んだ中でいちばんおもしろい本を持ち寄る遊びがしたい
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もう二度と暑さを感じなくなったカーディガンごし 祖母の古傷
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半年の避難生活偲ばるる息つく暮らしよ能登の地に
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雨音でざわつく闇を見つめる眼 思い出すのか拾われた日を
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半月の弧と直線はきみ次第 そっぽ向いたり舟になったり
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「今月が終わる」「今月が終わる」「今月が終わる」 虚しい寂しい
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びつしりと並ぶサイダー町工場瓶が奏でる下町の夏
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土砂降りの首都高はまた渋滞で梅雨の同行話題は多岐に
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案外に現のほうが夢よりも朧なもので掴めずにいる
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人生のためにはたとい現在いまでないほうがよくとも逃さずにいたい
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この世はね信じたものでできている 思い込みでも勘違いでも
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胸に乗せたスマホ規則正しく揺れるそうだ私は生きているんだ
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すずめ来て 食べ頃だよと 教えける ブルーベリーの 熟す文月ふみづき
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自死をした母の居た部屋辛くって 開いた扉静かに閉めた
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