人の金で焼肉自分のポイントカード 
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宿題をちゃんとやる子の親ですと自慢したくてドツボにはまる
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人間の言葉が担う裏機能 通じりゃ仲間 でなけりゃあバツ
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「万葉集」読んだ感想 恋愛は暖房器具の一種なりけり
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宿題を俺が代わりにやったことちゃんと覚えているかお前は
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過去問のすみっこ悪魔が笑いつつ「どんなもんよ」と僕をみている
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雪虫は僕の目の中入るらしチャリ通あるある北国あるある
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「病欠」と黒板の隅書かれてるクラスメイトの顔忘れつつ
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空重く良かれとおもいしたこともグレーにくすむ秋雨よふれ
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まあこれ個体は意識の器というよりも意識そのものなのではあろう
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タイムマシン乗りたいとは思わない幸せな私にきっと会えない
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カーナビに行方ゆくえゆだねて僕たちは迂回の看板ひとつで惑う
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タダが好きただタダが好きなぜならば自由だからだただるからだ
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痛いほど君の瞳が真剣で ふざけたくないと僕は思った
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さみしさは歌われすぎて腐ってる でも私のは特別だから
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陰口が聞こえた、今日はコンビニでシュークリームとミルクティー買お
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大人しい貴方の声に救われたあの瞬間をまた巻き戻す
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初対面のはずの美容師の陽気さに入学式のような緊張
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すがる杖 目を細めてる彼岸花 浄土に続く道のいろどり
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人肌が恋しいなんて言うけれどほんとは君に触りたいだけ
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半年もこっそり彼を見てたから帰る時間も靴も覚えた
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知っているテスト範囲を「どこだっけ?」君に聞く意味気づいてほしい
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珍しくちゃんと授業を聞く君の肩でふわりと羽が舞ってる
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白月が 川瀬のすすき金色に 染める雅な 趣き咲かせ
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大通り避けつつゲームセンターへ小さな暴風域を抱えて
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灰色の 疲れ引き摺り 歩く手を 枯れた芒が やさしく撫でた
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宝くじ どうせ当たらん そう思う? そろそろ俺が当たると思う?
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日々過ぎて 幼馴染と縁遠し 無情の秋の 下で淋しき
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坂上がり 幼馴染の母校にて 学祭ありて 面影偲ぶ
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ミルクティー無くなるまではテスト勉続けてみようと机に向かう
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