オフ会のキャリーの上の子犬たち最先端のスーパーアイドル
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言うならさ。シラフのときに言えよ、バカ。意気地ないのね、それでも好きよ。
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爆音で浴びたライブが、耳の奥離れず無音消し去り響く
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いつの日か弱さを忘れられたなら 二人で海でも見に行こうか
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おわりゆく時のすきまをさまよって こぼれる砂を掬うふりをする
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はじめてよ、ママのLINEを無視したの。 あなたのためよ。ねぇ、好きよ。
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紅葉に思いを馳せる便り見て まだ手が届く過ぎ去りし秋
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かろうじて飲める一杯いただくと喜ばれちゃうお得ポジション
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よわい経て何を得たのか私にも同じ速度の時間があった
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身体の雇われ管理人として意識がカップめんを食ってる
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八つ裂きにすると八つに増えてしまう命のほうが多数派だった
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たぶんもう蜘蛛あなたの罠にはまったのせめて優しく私をんで
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日本中迎える朝は平等で格差社会ひととき掻き消す
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木更津の浜に流木すやすやと居場所を見つけ安心したか
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知らぬ人ゴミ出しで会い挨拶をシンとする朝触れ合い響く
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夜迎えあなたの地では朝ですか?自転築く明暗世界
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夜流る。車窓からの町しんとする団らんあるやが語るのか
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欠けたるも主役は今日もおれだよと堂々としたあなたが好きよ
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繁華街あちこちの店笑いあり花束並び夜の始まり
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宇宙から頼りが来たの「夜だよ」と。星屑たちのプレゼント付き
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今日という終わりの時間瞬いた星たちととも月夜も眠る
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「成長」は結果じゃないの?最初から自称してまで追うものだっけ?
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ねこのヒゲ 精度の高いセンサーのはずだが ときどき寝癖ついてる
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さっしてと わかってほしい それは無理 一言ひとことえて 説明しよう
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甘き死よ心よ原始にVoyagarボイジャーとそれぞれに好き語りエヴァ
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EF64ロクヨンに幼子の様に手を引かれ パンタの舟はとうに切られて
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孫の言う 私ママならママばあば ばあばは何に?お空の星よ
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好きなんて言えたことない一度もね並んで空を見ていたいだけ
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月影に黒々と山立ち上がり我は抱かれ冬風を聞く
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雪月夜砕けた心拾った日手中で溶けたあの日の告白
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