晴れた空 雪解け水が 音立てて 流れる様を 春だと思う
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傷つけず 押しのけもせず 労わりて 大事にしよう 小さき者を
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明日はなし それでも今日は 元気出し 生きてみようよ せっかくだから
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雪降らば 心もなにか 浄められ パソコンの位置 変えてみようか
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鼻水を 啜る音まで 入るから 今日の録音 中止にするわ
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信号で停まると伝う一筋の涙の如く雪は流れて
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パウダーを使う工場あるあるで デッドストックに粉雪積もる
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「好きだった」「大好きだった」なにもかも過去形で告げるお前はずるい
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意識とは成長を続ける神 量子力学で言えばそうなる
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長年の恋が一つの結末を迎えた朝の君の味噌汁
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透明感にあふれてこのまま消えたい 冴えた頭とシャーベット
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果てぬ夢 追う若人の背を押して 汗も滴る 睦月の港
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きみが歌ならばあたしは恋になる あたしに二音割いてください
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「三年後、キスして。できないなら別れて」
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ここでの治療終わったと言わないでくれこの病院が好きなんだ
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乞うた訳では決してない高脂質牛乳二本くれる人いて
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逃げかけもしないうちから捕まって無理に糖質摂らされている
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昏睡し いつにもまして 夢も見ず 千代から朝陽 目覚めは良きかな
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しっぽでね森羅万象蹴散らして僕が世界だ触らせないぜ
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君ならで誰にか笑はむああこれが 心が壊れたというのだね おもしろきことも無きこともパブロフの犬条件反射で笑っていた日々
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思ひ解きかねつるものはええどうせ朴念仁だよ人の心 ごめんなさい我のみ知らず皆人知れり君の心をぐちゃぐちゃにした
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紫の 母のふりそで なびかせて フワッと香る 大人の私
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こんなにも広いラブホテルのトイレに二人籠って「もったいないね」
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アメリカンヨーヨー小気味良く鳴らせ家庭事情で和田が越す夏
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相応な人になれとは年齢に?見た目に?それは逃げの言葉だ
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行かないしもう会わないがそれじゃねと言って別れたそれぞれの顔
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とりあえず明日に何かを期待してすでに数年経った金曜
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まだ辞めるわけじゃないので花束は要らないのだが貰っちまった
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物憂へば斯かる氷雨に濡れそぼち傘開く手を暫しとどめむ
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白妙の 埃に似れど なほ違ふ 窓ゆ見えつる あしたのけかな
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