魂も洗われるにはあれくらい激しくないととランドリー見る
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「この店も混んできたね」と言う俺の指をつかんで噛む君が好き
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肉体も意識も頼んだ覚えなく持たされていて処分に困る
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この暇も愛せるようになりたいな 時間は僕を鬱にするから
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私には信じる人も神も無い。 ですが、お金は強いと思う
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辛いのはあなただけじゃないって言う君は仏のフリした鬼
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毎朝電車に飛び込みたいって思ってもう二十年だな
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不純物まみれの恋心を食べて心臓に穴が開くのでしょう
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酔って見る月はいつでも優しくて甘えて今夜また酒を買う
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べたついた何とかラテを飲んだ後「好きです」なんて笑うでしょ、君
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あいじょうと せいよく相関 しない きみまえにして もうたたない。
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「人類の苦痛の総量削減のためにはいない方がいい人」
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不器用でぼっちの過去も今昔喉裂き叫ぶぼくはチャンピオン
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夜晴れなん 天気予報いへり 冷たきマスク 恋の結末を知る
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馬鹿だなあ捩ると捻るじゃ意味合いが違うよ今からお前を捩る
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駐車場骨董市に並んでる腕時計には「フランク三浦」フランクミューラー
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キッチンで こっち来るなと うるさいな 手伝い出来ず バレンタインデー
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生煮えニンジン熱々ポテト、デパートのパスタ 父との思い出
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貧乏は暇無しなんてご冗談。金が無い分、時を吸われる
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ちら見した隣の部屋の玄関に ワイヤーシェルフの靴棚を見た
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砂山の砂太陽に焼かれいて時々強き風に流れる
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高き音夏の空へと響かせて思ひきり蹴るかんけりの缶
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このピンチ、生まれるまでに払う犠牲。状況の価値、背景直視。
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厄年は去ったのだな雪柳の芽が揺れる朝
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未完成なんぼのもんじゃい不完全なまままた朝でパジャマの君よ
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不調なら楽しむ時だよ最後には冷たくなっても笑顔が残る
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人間は巡り巡って巡るもんだろ。今日は昨日に、友よここへ
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未来へと投げ込まれた君。赤い本。乗り込む列車の行き先読んだか?
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心には 誰にも言えぬ 望みあり ひた隠しても いずれはバレる
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悩みなど 大きな波に 飲み込まれ 風に吹かれて 消えてゆくから
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