人生は 荒野に生える 草のよう 誰も知らない 河原の小石
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人知れず 心の内に 生まれては 消え去る思い 雨の一粒
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人知れず その人生に 喜びと 悲しみ溢れ 時は過ぎ去る
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小さくて 可憐な花は 人知れず 朽ちては消える 子孫を残し
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人知れず 病に倒れ 人知れず 苦しむ人が なんと多きか
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人知れず 野際の草が 生えて消え 小さき花が 咲いては朽ちる
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人知れず 記録を残し 人知れず 去り行く人が なんと多きか
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歌を忘れたカナリヤ届け出す還暦を前に空いてる二階
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さようなら 貴方にだから そう言える また会えるのがわかってるから
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そばおせち雑煮に甘味賀茂鶴でギブアップじゃいもう食えんがな
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寝る時も誰かのためになりたくて醤油の中で呼吸をしてた
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Xのネルフの通知見て想うキミがちゃんと寝れてますよう
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何もかも誰も彼もが押してゆく寂しさ起こすどこかのツボを
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誰かぼくと話したがってくださいよ 指先で弾くアプリのアイコン
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倒れ込む瞬間にのみ来る平穏 何もかもすべてうまくいってね
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泣きたくも怒りたくもなくただじっと突っ立っていたいという感情
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「感情を素直に出せ」と言われても、そこで殴っちゃいけないんだろ?
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愛想笑いしてあげないと「感情に欠ける」と責めてくる人がいる
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数百の余震が襲う石川県 あまりに長く感じる正月
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年が明け 初日に大地が揺れ動く 不安な日々から始まる日常
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一日と また一日と 過ぎていき 今年になって 四日目の夜
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テンパっている場合ではない ここぞの一手で 君に役満アイラブユー
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綺麗に折られた紙飛行機に 言葉を指で飛ばす フリック音に紛れろ愛
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目覚まし代わりの毛繕いで 起こしにきた 君がいなくても朝が来る
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遠い惑星に住んでいる 貴方も人であることに 気付きたくなかった
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痩せたいと 言ったその口に オールドファッション
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並行し走る電車はパラレルワールド平行宇宙  別の自分を探し目を凝らす
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明けぬ夜はないと知りつつ寝れぬ夜は あなたを不意に思い出した夜
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隣人は挨拶もせず逝きしとうニュースのごときほんとのハナシ
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おみくじは仲良く凶を引きまして 星座占い一位違いで(星座血液型のやつ)
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