3連休いつもと変わらぬ日常も 息子キミとランチへそれで十分じゅうぶん
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かの生は 禍福あざない 体現し 四代朝潮 秋に旅往く
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ようやくに出番迎えし個々の指鈍いながらもパソコン叩く
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萌えいずる山路が端の虎杖いたどりをサクサク食めばそこは古里
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歌詠めばあれこれ惑ふ言の葉を手帖にしるしかもすを待ちぬ
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三年振りタイを締めての写真撮るマイナンバ− 作らんが為
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褐色のくずれたビルとガザの子をそこにいるなら助けろよ神様
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柿もらい「大量消費」と検索し結局近所に配る結論
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冬支度そんな言葉にふくまれて右往左往の秋の陽はゆく
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触れ難い危険が魅力バラの花 トゲ丸まりて恋の冷めゆく  
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秀吉の 浪速(なにわ)のことは 夢の夢 それが叶うか 虎、秋の陣
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懸命に ひと筆書きの 星をく 十萬里ときく あなたとの距離
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あなたこれ好きねと君が言うたびにまた好きになる優しい呪文
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コスモスは か細き茎に支えられ 凛と咲く 新しき日 今日も懸命に
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この先の人生きみをしあわせに するためだけにこの身を捧ぐ
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また痩せる 筋肉貯金 夢の夢   歩いて増える 疲れとため息
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やはり「また・・」 再燃病さいねんやまいに 悩まされ 岐路→岐路→岐路と 道は永遠
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0歳の息子がたまに姉を追い 泣いているけど母は隣よ
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「おててをね ぐるぐるして」と 二歳の 袖をおってと 言いたかったのね
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平安の歌遊び いとあでやかに 天神さんだね 北野天満宮
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狭いのだファンヒーターの天辺は尾脚が出ても空け渡せない
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もしかして十一月が一年で一番嫌だ。この頃気づく
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風の中思い出すのは運動会 木の葉が走るゴールの冬へ
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突き進む 制御不能な 恋心 貴方を置いて 通り過ぎてく
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なぜに今そんなに家電入り込む 先を憂うも買い物楽し
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秋空に 私の想い 滲ませる うつろいやすく 制御不能です
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褒められた たった一言 それだけで 髪型決まり 君好みへと
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まだ伝えたりない愛の言葉とか もっとあなたの時間をください
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立式する あなたにまつわるなにもかも 全部まとめてとする
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二日前洗ったばかりの金魚鉢綺麗なままであるはずがない
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