似てますか「短歌」と「お通じ」 今日もまた泰山鳴(迷)動たいざんめいどう鼠は出でず
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おばあちゃんその米かついで帰るんか 曲がった腰に秘めたるパワー
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冬なのに色合いそろわぬほうき草難儀でしたな去年こぞも今年も
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煙突の屹立してる工場街広がっていく見渡すかぎり
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朝帰りしたとて家で寝る時間なぞ無いわけで 飯、風呂、電車
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「帰ろうか? それじゃ会計」 「あっ、ダメだ」 残り3分 乗れない終電
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「とうちゃこ」もう聞けぬ寂しさじわじわと 今やっと知るモテ男の訳
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馬鹿げてるこの自転車を追いかけてわたし目指して走るのキミは
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西向きに走る電車に乗る時は日光を避け座席を選ぶ
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樹々きぎたちは 猛々たけだけし夏 乗り越えて ありがたきかな 見事な紅葉
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衣料品売り場は四季を諦めた夏は二つに分かれて五季へ
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思ひ出を記憶のフォルダ格納す開けたら溢るうたはタイトル
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失せ物は探さないとき見つかつて玩具の箱にイヌのくつした
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里芋を冷蔵保存で駄目にした知己に余りの里芋持ってく
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マイナ迷走2年根深い不信にはデジタル弱者置き去りにして
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一度も値上げしていませんという店はいいねあの娘のようにべっぴん
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歳の瀬の 国会中継 いき苦し 鮮やかがすぎる ポインセチア
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かわいいとかっこいいとをかき混ぜて出来てるものに僕はなりたい
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このドアを明けたら何が見えるかを生きて他人に語れませんよ
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いぬとねこ どっちがかしこいろんそう論争よ そんなの争いはいらぬ どっちもかわいい🐶🐱
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一昨日はね 教会のあと姉様と 大人のお子様ランチでブランチ
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年賀状だけになってた指切りのあの娘は悲報久しぶりから
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シュトーレン 今朝はまんまと切り忘れ 師走と思えぬ昼間の気温よ>19℃予報!
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ふつうなら とっくに憎まれてるはずの 前世がたぶん猫だった人
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万全の態勢歌い公開は2号機不安払拭なるか
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重厚な頁の奥でまるめる背やさしいことばでこころくるんで
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燦々と降る光浴びカーブチー元気に育て琉球國で
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朝焼けの宙に一羽のトンビ舞う孤高の世界は君だけのもの
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手水鉢に張る薄氷に朝陽さしその幾何学模様がはや滲みゆく
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朝焼けは二人知らずに登ってく 合わさる背中 決して交わらず
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