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冬越しの破れたてはは立ちかねて
木
(
こ
)
の根にとまるほろほろの
翅
(
はね
)
7
鍵かける 煩わしさに まだ慣れず それにつけても 早期復興
4
冬になれば冬ごもりせむ春来れば春待ちわびて浮かぶ歌かた
6
コットンの 西村のX見てくれば こんなニットは 着なかったのに
3
解体の 跡地にそっと 手を合わせ それにつけても 早期復興
5
手土産を 貰えど返す 野菜なし それにつけても 早期復興
4
スーパーで 米買う重さに まだ慣れず それにつけても 早期復興
3
床張りの 冷たさ慣れず 春来たる それにつけても 早期復興
1
珈琲の 香り愛でつつ チョコつまむ それにつけても 早期復興
3
雪による倒壊破損が露わなる近所の空き家全貌凄まじ
23
きれいだね 楽しかったね 会いたいね そんな毎日 送りたかった
6
「いい天気」青空見上げ言ってみる さて今からは仕事の時間
10
飛び込みを したい気持ちは わかっちゃう ずっと前から ずっとこれから
4
まあこんな立派に大きくなっちゃって涙が出ちゃう歯が痛くって
11
よく晴れて空青くして雲白く白鳥の白雲に溶けゆく
16
ペン持たず 散歩がてらに 歌を詠み 未送信メールに ネタをメモ
20
閑古鳥鳴く店ももう店じまいあの時の味美味しかったな
4
小雨降り
紫陽花
(
アジサイ
)
の花溜まる水流れ落ちては再び流れ
4
麗蘭という名を聞いて浮かぶのはかつての彼と胡蝶蘭かな
3
釣り堀の入れ食いの
魚
(
ウオ
)
釣り上げてタモへと入れる今日は大漁
3
イライラと机を叩くボールペン課長の顔に苦虫浮かぶ
2
流木の浮かぶ湖面にさざ波が連れて来るのかあの思い出を
8
ランドセルカバー黄色の一年生大きさ合うのは数年後かな
7
朝露と 落ちて弾ける 濡れ若葉 胸弾む道 世は春心地
10
厳しいと言っては愚痴る息子へと部活の辛抱大事と聞かす
5
ただ食いと言うのは映画で見ただけで小津や黒澤映したかしら
3
まだ未練残して次に行けなくて君への想い重く引きずる
5
いのちとはいたはしきものしかすがに人のことには思ひかけない
4
虫達よ春の花々咲きだした目立つ黄色でみな待っている
16
天に立つメタセコイヤを
伴
(
とも
)
にしてヒラヒラ花のこぶしの白き
26
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