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題∶「出発前の小田原評定」 炬燵より はよう出でよと 候えども 時期尚早と 評定つづく
12
連休の 明けた朝の ため息は 防御本能 気を緩めるべく
6
初七日に 七草粥を 食べるよね 何?初七日って 草なんですけど
4
十六夜
(
いざよい
)
を眺めつ余韻
父母
(
たらちね
)
と談笑す声 耳に残りぬ
21
対岸の火事とは云えず強国の誇張の論理ベネズエラ燃ゆ
13
きのふの火事の場所を聞かれて答へれば「よかつたねぇ」に少しとまどふ
12
微睡みの布団の中で背伸びする窓をあければもう月曜日
17
正月の余韻の残るゴミ置き場新しい年もう動いてる
16
気付いてる腹の回りがキツイこと 素知らぬ顔でホックを外す(正月太り)
20
孫達が 帰った後の静けさに ホッとしつつも次は盆かと
19
目の前の枝にはぐれし小鳥来て刹那のふれあい陽だまりのなか
32
初春の 何事もなし こんなにも 空 青くって たからとおもふ
18
プーチンとネタニヤフ更にトランプも! 国連はまだ正月休みか
9
赤々と眼前に今道はあり茂吉の歌が轟然と射つ
12
電線に三千世界のシロガラス 今からパンを焼くから見てて
6
朝焼けと手を繋げない夕暮れは夜空に星のなみだを託した
5
お正月 休み終わりの 最終日 最後の最後
足掻
(
あが
)
く夜更かし
11
七日連続ネット三昧醍醐味も苦味が濃ゆくなりにけり
6
抱きしめた 温もり残りし 君が背は 母を追い越し 春を迎ふる
14
ご立派でご長寿なのに幸福か皇居で暮らす盆栽に聴く
34
無の中で有を生み出す心の火 文字を
焚
(
く
)
べては焚き火を見つめ
19
珈琲の湯気に「まる」と書くような そんな明日を期待している
24
納得のお家カレーのルーできた 手の届く値の米よ何処へ
4
毎日を壁面ミラーを見て過し飽きることなき病衣の十日
27
「美味しい」が百均の皿で跳ねている そんな夕べもいいなと思う
22
高層のホテルの壁はミラーにて日毎の空とビル群映す
26
丑三つはあえかな道の開く
刻
(
とき
)
すっと心が抜け落ちる
刻
(
とき
)
9
「主婦なんて」とひとくくりにはできないね 深皿に盛る今日の幸せ
25
「赤い糸」なんて信じていなかった 紅茶に溶ける砂糖の白さ
24
「馬」という漢字のなかの四つの点逃げださないよう釘を打つ夜
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