世界くらいいつでも滅ぼせるんだって、私のために彼女は言った
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地獄でした。慣れない東京の言葉と 手からすりぬけるボールの風は
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はやく死にたかったのにまだ生きてる 延長戦 笛はまだ鳴らない
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「内緒だよ」 ほんとの秘密を話すとき 人はそんな前置きをしない
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半休は休日よりもテンションアップ なんだか妙に自由な感じ
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良好な人間関係の秘訣は 食事、睡眠、運動すること
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見送った後ろ姿を見て気づくあの子パジャマで学校行ってる
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「ありがとう!」その一言で今日もまた一日頑張れそうな気がする
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夏至を越えても早起きして粘る どうせ冬至に向かってたくさん寝るし
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三日後の自分は何をしてるだろう生きているかな死んでいるかな
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付き合ってくれたら浮気しないからオカズも二次元だけにするから
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「聞いて聞いて!」って言いたいのはやっぱりキミしかいないんだよね/綱引き勝ったよ
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ここは地獄じゃありません みな平等たらんひず歪みの下が天国に見えるだけ
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通学路子らの横断に旗を振るその老人は杖をつきたり
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ゆくりゆく 目にさす星の 目印や 寺子屋からの夢への旅路
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溢れ出してたあの音が、今はどうやら引っかかってる。
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出てこない。
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短歌が、詠めない。
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ねこの手に踏まれたときのゆるされている感覚がすくいなのだと
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あの夢は そのまま育つ 優しさに 甘えたまんまの そぞろの想い
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不用意で配慮に欠けた我が言葉 多感な少女を傷付けたかも…
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八十草に 増える山影 花摘んで 揺れる白妙 遠い都の君
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三日月がぽっかり浮かぶ夕焼けの空は日に日に早く暮れてく
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あの夜は、猫が泣いていたらしい。腫れた目で言う隣のあの子。
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我 行けず 月命日の 墓参り 腰 曲こし まぐ 母が 笑顔で代行 /感謝🙇
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大和歌 はるか昔の 日本から 届けた歌の 愛す儚さ
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この脚はドアを蹴破るためにある 血を流しても痛くもないし
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キッスを知らない あの子はあのまま 奈落の底へ 落ちてゆきました
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君はわれ作った餃子食べおいしいと言いすやすや眠る
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友だちの声が聴きたい、話したい ここは地獄じゃないとおしえて
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