死をおびえ揺れをおびえる海の町 私も死ぬる道理の通り
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ありがとう 明るい声と 笑顔なら 曇天さえも 晴らしてしまう
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人生は 悲劇のような ものだねと 笑い飛ばせる あなたは喜劇
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本人が 幸せなのが 一番と 米寿迎える 母の優しさ
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わかるわかるわかるわかる連続で四回言うと嘘くさくなる
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各各かくかくの 流儀にそいし 雪國の 仕舞いはすすむ さいごの竜胆りんどう
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道端でエノコログサが揺れている今年も残りあと数ヶ月
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「ペイペイで」レジでスマホを取り出して秒で決済キャッシュレス
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〝同窓会〟今年いったい何回目?厚化粧して出かける女房
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孫写真 待受にする年配者 陳腐な奴めと嗤えぬ淋しさ(やっぱ欲しい!)
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十月尽 リンドウに雨そぼ降るも 青きままにて 深秋に入る
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号令が 稲穂の森に こだまする 秋は確かに ここにあったと
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美しく夜明けの街は幕を開け閉演見えぬ朝が始まる
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アジサイの咲きのこる花色褪せし酷暑に耐えた語り部なるも
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月なき夜 乳白色の貝パール 箱に眠らせ 沈め沈めよ
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雨上がり 朝日に輝く 稜線に 二重ふたえに架かるは 虹の橋かな
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朝12℃晩秋、始発まだ夜明け前を爆進中、眠い🥱
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霜降りし庭に朝の陽さしこみてサルビアが赤く燃え立ちてをり
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故郷の、丘に眠りし、君のため毎、朝夕の祈りかかさず。
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舞姫の扇が如くひらりひら 枝のイチョウが地面に伏した
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夕暮れにとんぼ飛び交い鶴は鳴く 畦の案山子よ羽織りは要るか?
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紫の天蓋おろすカトレヤの一輪にさへも人を思ほゆ
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売るつもり もないのになぜ 外箱を 捨てず大事に しまい続ける
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ひえたのか きのうおこした こむら痛 こりずにくらう 夏残アイス
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いきおわり それともしらぬ ほんにんは ふれて動ぜぬ すまほうたがう \ 冬の怪談
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様々に不安がよぎる こんな夜 頓服とともに飲み下してしまえ
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こんな日もいつかの糧と暗示かけ そうでもないといきもできない
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ただ音とリズムと君の歌声が今日も一人の人類救う
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繁華街 ビルの屋上 見上げて 「ここじゃ死ねない」と 理由付け生きる日々
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平和など踏みつけてゆく強者の右脳左脳に草が生えてる
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