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まだ咲かぬ桜の枝をびゅうびゅうと肝の底まで吹く風は春
25
たおやかな夜風よ運べまごころの
グッドナイト
(
Good Night
)
を君へと運べ
33
別れの日、ぼっちとぼやく君のこと 「好きな子いたよ」素知らぬ顔で
9
言い訳をどんな時でも用意する自信のなさのなせる技なり
13
手を合わす 墓前に父の 笑顔見ゆ 母の隣に 今日から眠る
12
仏壇の上のご先祖若死にで爺ちゃん等より俺が
爺
(
じじい
)
だ
18
書棚から取り出して読み返す日々しばし休んで新刊を読む
9
鯉泳ぎ 鯛釣り草に 金魚草 卯月に咲きて 皐月へ流る
21
温
(
ぬく
)
む風 時と心は 比例せず 歩む季節と 引きずる無念
21
来し方を想いさらさらい寝られずブルーの切子グラスは濡れり
5
分からない伝わらないのと涙する
女
(
こ
)
の子の雨が止みますように
7
四月でもアイスがこんなにおいしいと思う日来ると思わなかった
6
通勤はしっかり歩き汗かいて
早
(
はや
)
も 暑熱順化 着々
20
扇風機四月半ばに出番とは思わなかったろ俺もそうだよ
9
群肝
(
むらぎも
)
の こころ
飢
(
うや
)
かし薫る
見世
(
みせ
)
あるこそまさなし あるこそまさなし
4
キミが呼ぶ私の名前を聞きたくて 気付かぬ振りしてキミを待つ駅
8
人生を 変えたいとおもう その時に 君の手をひける 僕でありたい。
6
新緑の薫る そよ風 浴びながら
躑躅
(
つつじ
)
咲く 通勤路を遊歩
18
言葉は皆んな借り物だから君のあだ名を創りたかった
6
母さんが彷徨い出てる間中何が体を操縦してる?
17
我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
26
半年間音沙汰なかったきみをいま惰性スワイプで流した気がする
4
それぞれの真実を抱え生きていく 誰も彼女を殺していない
4
品性が慰めにしかならなくて まあ魂の在処など誰も
5
あのひとはきっと地獄にいるだろう メトロノームがだんだん狂う
9
アン・シャーリー 今日も見るぞと 初回だけ うっかりしてて コナンを見てた
10
「執行猶予零年異議なし」「なし」口揃へ謳ふ――死刑
10
ハリウツド・キネマ・パラダイス。亜麻色の髪の靑少年ゆ離れきて
12
緩慢なる自殺と思ふ現実の高架橋より鐡塔に 吊る
10
汝 速やかに死ね――勅命下る白き菊花を手套にはらふ
9
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