山笑い 笑いすぎた 目の端に 涙滴り 次の季節に
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一矢いっしではむくえぬならば二矢にし三矢さんし たばねればやすく折れまい
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分け合ってやわらかチェルシー口にするおひとついかが?道産の味
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呼び捨てで名前呼ばれる幸福感 名付けてくれたばぁばに感謝
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岩塩を洗濯機に入れ丸くする 削れて溶けておなじになった
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モコモコのパジャマは役目を無事に終え ぬくい日差しを浴びた日曜
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ファスナーは無理やりにでも上がらぬに未練がましくスカート眺む
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意味のある会話はしない白と黄の木香薔薇の咲く初夏の庭
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これ以上あなたとお話しできないわ電池が切れてしまったようで
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うわごとを言うわ あなたのこれからが不幸ばかりでありますように
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ビーサンと水鉄砲が並んでるダイソーだけはもう夏休みか
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もう一度 やり直せると 言われても リセットしない 忘れたくない
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考えるな命短しただ進めたとえば分数同士の割り算
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あのひとの痕跡だらけのEXCELでIF関数の書き方を知る
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両サイド躑躅つつじが飾る階段を降りる気分はタカラジェンヌ /公園にて
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くまばちは人を刺さぬと言うけれど 絶対刺すよなあのぶんぶんは
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倦怠期 美味しいものを 頬張って ねずこのふり して知らん顔
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毎日は砂噛む如く過ぎにけり時計の針に背中追わるる
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永遠に清算されない三角の一辺のまま踊り続ける
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白髪のたんぽぽを吹くベランダでさよならぼくのぼくのかみさま
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ふんわりと浮かぶ前髪あのひとの朝はおそらくすっごく長い
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透明になれると知った弟の部屋でがっつり浮かぶSwitch
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傘忘れ あぐねる私の 傍らで  いいお湿りですと 君は言い
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くまばちは斥候ものみくまなし この者は花ぬすびとかあくまで怪し
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ただ1人黒山となる大阪へミャクミャクじゃなくてあなたに会いに
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孫多くひ孫はもっと多くいて春の葬儀をにぎやかに終え
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清かなる開花宣言ざわめきを生きるすべてに祝福を 春
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満開の 躑躅つつじにカメラ 構えたら 一緒に写る 舞ってきた蝶
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曇天を 蹴飛ばすように 堂々と 空に向かひて ハナミズキ咲く
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ひらめけばよく考えず投稿し削除している申し訳ない/再投稿
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