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闇闇
(
やみやみ
)
と旗色悪き闇なれど無窮の闇の我に尊し
9
普段から なんやかんやと 何かしら あるけど今日も 猫は猫です
8
黒豆数の子五万米消えてベルトに穴の現る仕事始め
4
「ねぇあんた」と手を取り足を取りに恋アッシー君で忙しい今
13
ひたむきに家族守りし歳月(とき)の波 刻みし皺もわが愛の地図
28
本当のビール心を開くため仕事辞めたし妻は亡くなり
22
いつ誰がお空の色を青色と決めたのですか 決めたのですか
10
テスト終わりクラスメイトと打ち上げへいつも通りのサイゼリヤ
5
「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在てくれること深く頷く
26
今の世に「裸の王様」登場か不穏なニュースを見せられる日々
26
夕暮れ レースカーテンの拍動を私はひとりで眺めている
6
半身浴 静かな浴室 ひとりごつ 曇った鏡 時間教える
6
「死ね」と言い「死ぬか」と返してそののちの梨の白さを君に剥くなり
22
触れ合える距離に居ながら一番の秘密を抱き林檎を剥けり
53
雪道をリュック背負ひての買ひ出しも老夫婦には筋トレとなり
9
リベラルがリラベルをして誤魔化して過去の過ち繰り返すのか
8
薬局でカイロポイント十五倍その場でアプリダウンロードす
7
句を歌を一心尽のまたもボツニセのビールじゃ妣(はは)に逢えない
19
軽やかで無邪気な笑顔愛してるどうか僕のために泣いてくれ
4
嫁してより五十二年を生きし町新たなる地に雪は積もらぬ
36
寂しさを 夢に滲ませ 雪だるま 夜明けに溶けて 白き息かな
9
軽快なエンジン音でセスナゆく澄みし青空さぞ心地良き
27
一日のラストに ストレッチも終えて うたかた眺める お楽しみタイム
21
病みて臥せば 枕は砂漠の砂となり
埋
(
うず
)
もれ星と 眠り落ち行く
27
買い忘れ思い出す鼻新大阪 隣の席に肉まんの匂い
7
生まれてきた理由になった脳焼いた十年以上引きずるからね
4
雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
30
原料の全てが君の新製品とびっきりの恋をあげます
9
水面に映る僕が嫌いだから あなたの顔でお茶を濁そう
9
死ぬ前に誰かの役に立ちたくて 御社希望ですスーパーマン
6
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