普段からつまらんつまらんいうヤツは どこに行っても面白くない
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紋白の蝶やそなたは台風を 凌げる場所にありつけたのか
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なあ犬よ、気付けば随分共に居る 僕たち「家族」をやれているかな🐾
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たわわなる無花果実る臙脂色ブルーの君にしあわせくばる
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空半分 黒雲覆ふ週の明け災害無き事ただ祈る朝
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茜雲秋の気配が忍び寄る空には無数の赤トンボの群れ
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この夏の思い出刻む夕刻に孫達きみらが遊ぶ線香花火
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晴れた日は田畑を耕し雨の日は短歌を愛でる晴耕雨読
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なすりつけ あって別れた あの人が 大事なカバン 届けてくれた
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徳川の食料づくりの稲作は米本位制の「貨幣」なるらむ
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命なき物にもこころあると思う共に過ごしたやさしい時間
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特別に意味はないけど何となく昔住んでた社宅を見に行く
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奥歯すら浮き出す程の綺麗事 受け入れまいと歯を食いしばる
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何気なく時計を見ると3:11まよなかで言い得ぬ不安を抱いてまどろむ
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記事みればちぢにものこそかなしけれ我が身ひとつの国にはあらねど
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わたしたちみんな光なわけだからきみも煌めく色違いだよ
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迷宮を脱出できた夢を見た 結構な人数を見捨ててきた
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帰り道 少し急いで 帰るきみ 愛おしくなり 声柔らかに
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いつ以来 一年二年 もっとかな 変わってなくて なんか嬉しい
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少しづつ蝕まれては失ってビッグバンへと紛れ込む肢体
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人心を 分からぬ病 言われても 申し訳無さ 滲みでるのみ
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きみだけが 分かってくれる 優しさに 慣れてないこと 泣き虫なとこ
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ヤキモチも 妬かぬほどに 夢中なの 互いに熱く 想い合う、いま
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朝起きて どこにもいない 君探し 待ち受け見つめ ラインでヘルプ!!
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伝えたい 募らせばただ 恋心 波にさらわれ 何も残らず
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誰しもが煌めく星のようだもうそれに比べてなんて私は
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来年の 夏になったら 会えるよと 水平線に 夕陽は沈む
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焼きそばにお湯注ぐ度思い出す 金うんぬんよりふたりの笑顔/(TAKAKO様)
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道端で息絶えかけの蝉つつき「うわっ」と驚く君の無垢さよ
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台風がどのくらいだか分からずも母を施設に預けるべきか/(介護)
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