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雨天無き早春 草木も素肌も乾燥す 雨の有難み知る
24
さよならの 言葉吸い込む 皐月の空 また多分君の 夢を見ていた
14
正解が 出ないことも あるんだと 大人になってりゃ わかってるはず
5
スピードで死に損なった翌日のなんと優しい窓の光よ
13
「安全」と「必要」と有った震災
前
(
まえ
)
古き広告よぎる朝かな/柏崎原発試験的発電開始に
24
親心「おや」とも思わぬ子心に手心くわえる小心の親
15
寒戻り 次のバス停 目指したり ただ節約と 運動兼ねて
10
味もなき白湯をすすりて酸ひ甘ひわが身の内の塩梅を知る
19
私もう信じるからと言いわたし心の渡し断ち切る
親
(
わたし
)
11
離れゆく恋を見送る
泪
(
なだ
)
ほろり 鏡写しの雨と消えゆく
7
傾斜道つんのめりつつ下りゆく幻あまた散りばめながら
9
目で見て手にして選びたい 「ランキングの花畑」 惑うことなし
7
マイペース こねこのように のびのびと 生きてみたいね ヒトは不自由
32
指先を砂糖まみれにして食べるシナモンシュガートーストがいい
18
不屈なる自由の炎
野
(
の
)
に立ちて野合の果ての
◯
(
マル
)
道険し/折句
13
思い出の始まり 花屋で交わした無彩色の話題、弾んで
5
聴く者を 引きつけておき 「冗談です」 ラヴェルの「ボレロ」 シリアス喜劇
7
浅瀬ゆく小石の光り掬わむと水に透くる手幼き紅葉
21
わたしって広瀬すずだというきみが同じなとこは身長だけだ
21
資源掘り 武器を無限に 造りたる 地球 (ほし) 寿命の前に失せたり
8
「義理チョコを今年もあげる」と手渡され そうか今年も 味はビターか
13
お互いに 依存乗り越え 対等へ 時かかりても 隣国だもの
8
扶桑なる
楪
(
ゆずりは
)
の葉や 歯固めのゆりかごゆれて きよらけき雪/折句
14
惜別か ブラームス四番シンフォニー 小さき窓越し鳥の声あり
12
朝の浜もう桜貝は拾えない流れて来るはプラゴミばかり
20
我が身とは 触知出来ずに 生きなれば 末案ずるも ひと日ひと時
7
ふた月先の 暖かさ 古き家なり 襖隔てて 冬と春
8
年初から 人もメディアも ざわついて 吾慎重に 階段降りる
12
目覚むれば すり寄り喉を鳴らしをる猫の癒しで 始まりぬ朝
29
二の月はハートの行事いろいろで追いつ追われつみんな狩人
15
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