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吾妻山 冠れし雪が 形変え 衣を少し 脱ぎたるように
17
放課後も解けぬ問題 青ペンは数式よりも君の名なぞる
28
飛ぶことを忘れたカラス慣らされていくんだ知らず知らずのうちに
18
吉野山杉の梢に風
荒
(
すさ
)
ぶ灯ともし頃の紙漉きの里
13
ふうわりと天狗も笑う春の風お山の木々も芽吹く日近い
24
りくりゅうよ 老眼に涙溢るる我 ありがとう以外の言葉みつからず
13
花売りの罪振り返る 戦への加担幾度も束ねた七彩
7
如月は衣を重ねることという一枚一枚ぬいで待つ春
29
聞き方や その内容で 固有名詞が変化するAIの危うさ
9
色彩やキャラクター柄 歩行者を彩りぬ傘 雨天のファッション
23
アイロンでシャツの皺のばすついでに こころもシャキッと正す朝かな
17
「出したくねぇ、あんたの都合は聞かないよ」 腸が手を組む自律神経
21
出てくれよ、頼んでいるのに無視される 自律神経腸を支配し
15
ガソリンを並んで入れたスタンドはドライブスルーのスタバへ変はり
13
原発の処理は進まずまたけふもだれかがつくる灯りをともす
13
計画で停電が来る 待ちかまえ布団のなかですごす二時間
9
妻となる人を知らずにひと部屋のアパートにゐた男がよぎる
13
まだ恋を知らぬ吾子つれ万智は西へ 3.
11
早十五年
8
同じ絵のポスターならぶベトナム語英語中国語、日本語はなし
7
さりながらみそひとのみちの遠ければ掃くも動ぜぬきざはしの塵
16
ヤオコーの店内曲が脳内に ループしている止めたいけれど
17
アラ古希の働く人の七割がリア充らしい そうなんですか
14
柿の実を啄む鳥と睦月去り
鴉
(
からす
)
一羽の裸木の空
37
一夜
(
ひとよ
)
明け 咲夜の散財蘇る 自責の念に苛まる朝
21
なんでなん? なんでなんって なんでやろ わかれへんねん わかれへんねん
4
大切にしまった夢の続きはもう溶けてすっかり
鵲
(
かささぎ
)
の中へ
4
オドロウゼ!きみが真ん中に立っている そんなジャケ写を夢見てたのよ
4
雪解けの水に一滴くらいなら落ちてもバレない もう行くね
7
髪を切り隠す訳では無いけれど何か気付いて欲しかったかな
28
何回も動画見ながらリハーサルボンボンショコラは無事に納まる
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