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茜空ため息のたび薄れゆく明日も君のいない朝かな
3
大会の朝五時半の校庭は少しよそよそしい風が吹く
3
辛くても休まず通っていた理由大人になった今なら分かる
1
そぼ濡れて帰りし我が子の制服を干せば雨よりひなたの匂い
7
あの町で僕の帰りを待っている人がいるから燃える夕焼け
2
弱くても愚かでも生きていていいと 自分ではないものには言える
0
笑ってよと泣く君の耳に揺れるピアス 海まであと400メートル
1
魔女たちは やがて反旗を翻し かぼちゃの馬車も 狩り尽くすのだ
2
闇すらも 手放したくはないのだと 貧乏性がゆえの妄執
2
ひしひしと打ち明けられた友の罪 僕は上手に聴けただろうか
9
潜りこむプールの奥に銀色の光に刺され魚になりぬ
6
この世には 制限だらけ 窮屈で 使い回しに へとへとでっせ
0
鳴かぬなら 誰も聞こえぬ 呟きを 鳴けば誰かが 聞くかもしれず
0
恩返し できないけれど 母の愛 確かに悟る この歳になり
1
報われぬ 愛などとっく 捨てるべし 人の固執に 訳もありなん
0
死ぬ日まで 希望を持ちて 生きるため 人の本分 果たすのがよい
0
悲しみは 望みを絶たれ 諦めて 肩を落として 項垂れたまま
0
パワハラを 見て見ぬふりに する君ら 同罪だとは 思いませんか
0
人間が 人をなじりて 貶す時 裁判官か 地獄の獄吏
0
権力は 人の心を 鬼にして はたまた鬼は 権力が好き
0
パワハラを 止める手段は なかりけり 社長であれば 訴えられず
0
違います、人違いではないですか、それはともかく素敵な赤だ
3
宛先のことだけ考えてればよいそこが手紙の優しさである
2
駆け巡る思考は意志と乖離して手懐ける為首輪がほしい
1
透徹の視線に潜む逡巡は自覚できないほどに素早く
0
隣人の情事熱を帯びてゆく夜 雨はただ排水溝へ
0
養ふに値せぬ身の幾億の一として我が身をも
容
(
ゆる
)
さむ
1
陽は白く染めぬいてゆくあたらしい世界知りたい開け放て窓
1
忘れるな その日心に広がったレモンの香りレモンの味を
0
捨てきれぬ火の想い出をたどりつつドライあんずの一粒を食む
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