日常をスマホの中に押し込んで 出しては詠んで 神無月の夜
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猫じゃらし、ススキしかない道だけど いつも歌詠む 言葉の宝庫
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ぽっかりと空いた場所は扇風機お疲れ様と十月の風
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植物に水やるみたいに「かわいい」と「大好き」を子に言い注ぐ日々
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今はなき 夜汽車の昔 思い出し 不眠の夜を 枕木のに乗せ
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たまの贅沢 パン屋のパンを朝に2個 生ドーナツで お口しあわせ
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起きてまず ねこをナデナデ 寝息きき また眠くなる この現象よ
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この道をきのう横切るねこが居てまぐれあたりは繰り返せない
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ねるねるとねるねるねるねの違いをば妻が解説初めて知りぬ
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過ぎ去っていった日々への道しるべとして静かに咲く金木犀
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早蕨さわらびは桜が咲けば摘む頃と父に従い山に 分け入る
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砂丘越え父に付き行く日本海タモで捕らえし渡りかにの味
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名月の光りを受けて旅客機は 北へと向かふ浦賀海峡
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よるけて眠気がふわりと迫りくる 月夜に誘われコトっと眠る 
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窓を開け外の空気を感じ取る 残しておいた半袖を着る
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ああ君が 懐かしい人に なる前に 好きだと言える 勇気が欲しい 
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行って来るよ欲しいものある うめ-もん そんなもんは狭き門
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また一つ楽しみ増えてノミを研ぐ短冊かけを作ると決めて
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世の中があまりに速く進むから 周回遅れの朝焼けの雲
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行列の一番まえにこぎつけて最大級に恋する気持ち
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真夜中へ錨をおろすよう本をひらく夢との境界線で
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ほがらかに 私の空だ 晴れ晴れと 見ているはずさ 門出の一歩
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初出勤 何もわからず やれるのか 深層心理 ワクワクのくせに
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駅を出ると色いろな灯り 少し考えて縄のれんに入る
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特養のはは指あげて怒りをり声出なければ意味の分からず
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尾長の群れは編隊飛行 ギャーギャーと鳴きながら去っていった
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特養の母われを見てにつこりと笑ひたりしが誰か覚えず
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海は青く潮風が頬をかすめる 波の音が太古へと誘う
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特養の母きげんよ良し声出ねど息子の名前くち開けて言ふ
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独り飲む 薬か…酒か…眠れずに あと3時間で出勤だ 
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