Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
…
次 ›
最後 »
鈴虫の歌にあわせて秋風を揺らす尻尾で指揮をする猫
11
呼吸すらためらいもなくうばう手が背中で迷う 雨は夜降る
3
地下鉄の風に髪がなびく時大人になれた気がした東京
6
夜中でも 虫の音って聞こえるんだな 不眠続きの新発見
1
森の奥 沈むあなたに手をのばし 溺死したってかまわなかった
1
旧友と会って交わすはワクチンと明日の天気と白髪の話
1
冷凍のうどんをレンジで温めて冷水で締めて啜って溜息
1
あの頃と変わらぬ君を夢に見て声もかけずに朝日を拝む
1
夏休みに食べたいもの食べ切れず秋刀魚不漁のニュース届く
0
正門で君を待ちたい感情は郵便ポストに化けているのだ
6
見渡せば半袖がありコートもありたった数週四季の盲点
2
生成り色オフホワイトとアイボリーその違いこそ美である気がする
2
縛られていると落ち着く人もいてたやすく「解放」などと言えない
2
これからだ 残り時間は あと二年 特許を書けば ちょうど潮時
0
屈辱を 耐えて堪えて 20年 安月給に 平の役職
0
最後には 思い知らせる 俺の価値 アヒルの子だって 白鳥だから
0
泣いている君の頭を撫でながらけっこう僕もへこんでるんだ
11
君のペン君の小説君のお茶 僕の部屋には君だけいない
13
忍びよる秋に誘惑されるまま橙色のストールを巻く
7
さらさらと稲穂の揺れる稲刈りは
黄玉
(
トパーズ
)
色の風畦をゆく
12
右腕の二十七個の骨たちを励ましなだめ試験に挑む
5
繊月
(
せんげつ
)
の
刃
(
やいば
)
の先にぶら下がりそこから何が見えるというの
1
「監視されている」と「見守られている」の重なるあたりに移り住む人
0
あの人の唇がまだ眼の裏にあるから今日も眠れずにいる
3
燃えるもの燃えて全てを忘れるのいつかの写真焚き火に焚べる
0
朝焼けが来れば僕らは気がふれる破れた履歴書花束にして
1
束の間の 幸せ追えば 付いてくる 空白の時 満たされぬまま
0
永遠の 幸せ以外 幸せと 呼べる価値なし 悲しい遊び
0
偽りの 幸せありて 幻を 食らいていつも 腹ペコになり
1
愚かなる 罪から離れ 黙々と 我が道を行け 脇目もふらず
1
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
4286
4287
4288
4289
4290
4291
4292
4293
4294
…
次 ›
最後 »