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ひと月もうたを誘いし梅の花 かおりをのこし風に舞いゆく
13
ひっそりと イチゴ畑の女王が オーラを消して花を咲かせる
5
二月尽、五年日記の上下段に二十九日が離れて並ぶ
6
死にたいと一回言えば一歩だけ前に進める都市の長閑さ
5
夜更かしに 中毒性があるらしい 昨日も今日も 二時に三時に
7
献血を したいと思う 心とは
裏腹にのむ
(
服用制限
)
眠剤は罪
(
強き眠剤
)
7
想い出の長女猫
(
あのこ
)
にそっと囁けり 生涯一
(
いち
)
ニャンじゃなくてごめんね(大好きだよ)
6
泡沫
(
うたかた
)
の短歌
(
うた
)
のカケラが ぷくぷくと 浮かんで消える午前二時かな
12
なんか「ゆう」がゆるせなくて目に留まる 「ゆうて」は関西弁だから別
2
習慣をつけるべきだが毎日は続けられない 努力が嫌い
3
ドロドロと胡椒と骨が沈み込む豚骨スープの旨味の真髄
3
薄暗く 色気、味気もない部屋を 逃げ棄てて行く 貴方の元へ
4
あこがれていた生活のなかに今いるのではと さっき気づいた
8
結婚を大谷君は許されてなぜ結弦君にアンチなのだろう
8
百均で『うわっ』て人に名を呼ばれ「違います」って言っちゃう詐欺罪
8
ぬかるんだ地面に足つけ歩くには転ばぬように見てて下さい
2
青空の広がる午後の心地よく雫たつたつ確かに春の
11
雨音に こころ落ちつく 宵の口
都会
(
まち
)
の地面も たまに休める
5
こんな縄ほとんど紐じゃないですか止めてあげられたはずだったのに
2
2月では まったくもって 冬ですが 3月、それは それはもう春
5
閏日よ次会うときは今よりも 少し優しくなっているから
13
宣伝を届けるために昼前の五分を校正時間に充てる
2
亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の
白梅
(
シラウメ
)
今年も咲いて
54
何度でも必ずきみにたどり着く、きみの「つらい」をすべて消すため
10
五月雨
(
さみだれ
)
に陽がさすようなうつくしさそれが私にとってのあなた
6
鈍色
(
にびいろ
)
の空へ連なる鉄塔が遠近法を確かめている
8
冬にくし 雪に牽かれて ゆくひとの 重ねて冬は 忘れずなりぬ
6
春の野に出でて 来し方かへりみぬ 昔は冬を惜しまざりしを
5
アパートの屋根から爆音ネコ落下 びびるでヤメテ 肝冷えるねん
6
そーなんだ 刺される覚え あんねんなー? 思わず土下座
あの曲
(
あまぎごえ
)
を聴き
3
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