月かかるかさまばゆ群雲むらぐもの見るように撮れ無いもどかしさ
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分銅の足がコンクリートに埋まる不可抗力の空気の底で
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眼球に染み込んだ水で教科書のブロック体が3Dになる
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「なんだかさ寒くなってきたよねー」 半袖短パン息子の一声いっせい
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秋深く なればなるほど 君がほら 遠くなってく 他人の如く
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既に、やみ 誰かが紐を引くためにかろうじて生きる電球人間
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落ちてゆく雨ってなみだと一体だから蜘蛛も知らないわたしの心象
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祖父はまだ漂着して尚 月面でうさぎを探して帰らずにいる
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月だってほんとは嘘つき表だけ見せて回って罪な道化師
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ひさかたの 雲閒くもまのひらき朝日子あさひこは 冰雨ひさめをのぞきゆる朝寒あさざむ
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息するも苦しき夏を思い出す 喪中はがきに母の名入れて
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秋冬のスタンプさがし ふと気づく 秋オンリーでは もうじき使えぬ
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むくわれない努力のあることを知らされる 飼い猫にお手を教えるとき
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今宵は、🌕ハンタームーンと木星観れる、神無月の夜空の饗宴❣️
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休み🚃、さすが空いてる都心行き、日本橋あたり散策🏃‍♂️かな❣️
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秋晴れや ねこは座椅子で溶けている たまにお水とパトロールで起き
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「どなたでもお入りください」書いてない 近所の教会は入りづらくて
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もう少し だねと紅葉 待ち望む 木々の気持ちも はからぬままに
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夜明け前上がれる雨に黒く濡れ青空映し光るアスファルト
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さぁお食べ たくさん食べるね いやしんぼ まだまだ食べると ねだるセルフレジ
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物価高おさまるまでは何度でも十万円を給付してくれ!
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おれだってこんな世界に生きていておかしいと思いつづけている
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世界まで まどろむような 秋雲に 花は枯れても 今日もまた暮らす
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敬老会一かけ二かけて三かけて 唄えば一時童に帰る
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残雪の峠を越えて大清水 河鹿かじかの合唱楽しみ降りる
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酔ってくると食べたい物が口に出るウニだサザエだカツ丼だ
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我が家は蠅取り蜘蛛の住処にて四季のめぐれば子グモあちこち
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電柱と見れば匂いを嗅ぎにゆき散歩にならぬ保護犬ひなは
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噛む力弱くなりたりホタルイカ一匹いつぴき目玉取り出し
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店によって会計の機械が違う時々立ったまま手が動かない
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