静けさを感じたことがありません 嵐の前にひとりきりでも
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向き合った君にヒヤリとしてしまう 涙みたいなヘッドライトが
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ああ君を想って眠った夜にさえ 悪夢は来(きた)る脳を侵(おか)しに
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ワッと泣けるよなビートは単純で大の大人が朝まで騒ぐ
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揺れながら通学電車でキミが読む星新一のチョイスに惚れた
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センサーの壊れた隣家の電灯が 窓越しに光る明滅の嵐
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あと少し 寝ると休みが 終わります 起きたら明日 寝るまでは今日
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真っ白な壁にしばらく影として存在してみる本日快晴
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22時過ぎのLINE まさか!と開く 朋遠方より送る有り/『学而』嬉しいけどね
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日輪が地磁気を揺らし水鏡につらなる苗に波紋をのこす
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初がつお 昨日食べても 初がつお 戻ってくるまで ずっと初
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デカルトよ 落書きしたのは悪かった 踏み出す手足を君も笑うか
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日傾くビーサンダル着で始動する「定休日」だけが僕らを正す
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フローズンヨーグルト(いちご)にて今日の〆 でもほんとはね プレーンが好きさ
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チャペル◯、ドレスが✕で十数件 君の隣で過ごす幸せ
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特別な春の記憶に咲く花は棘/密として我を離さん
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ほつほつと扉の前で春かおり 白マスクとる手が逡巡す
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初春の市役所で待つ二時間半 人生転機の順番はまだ
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輪廻 信じていても夢で会う祖父の手の皺(しわ)いつもの作業着
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家康の木像拝(おろが)む小さき寺光秀作と謎めく言われ
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一瞬の勢いで押す削除ボタン「-1章-あなた」から栞を外す
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歓談の順番待ちに追われけり 我知る君はほんの一部
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月が綺麗の返信をくれ とか言うから 2時間ひと文字もうてず
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交差する直線は二度交わらぬ 平行よりも時に酸っぱく
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ぬるま湯のなかでいつかの羊水の記憶をたどりあの日に帰る
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苦しみを声に出したらぬいぐるみ投げ飛ばしたよ ごめんね
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いがいがをとろうと舐めたはちみつに願いをこめるちちんぷいぷい
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引っ越(家出)してふた月ぶりの実家では食べたことない献立が出る
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この恋に執着してるわけじゃない ケジメをつけて終わりたいだけ
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そばにいて そんな言葉が出かかって 飲み下してく さみしいの雨
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