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シャンプーを変えたこと気づいてよね 望みはひとつそれだけでいい
0
もう少し 終わらないでと泣いている 君の横顔静かに撫でる
0
貴方との思い出の品は捨てたけど香りや記憶はどうしましょうか
2
レッカーに引かれる車の後輪の回転を見る出勤の道
2
少しづつほんの少しづつ秋めいていつしか雲が高くなりゆく
2
花紅葉うつれるごとに奥底の流るるものの精あらはるる
2
変はることを諦めてゐる心など知らぬまま来る花も紅葉も
5
白き風へゆだぬることを諭されて一ひら一ひら葉を手放さむ
3
漂ひて水よりうまれ来し人はうつろひの季をいざよひてをり
2
八月の三十八度の恋に落ち 何色のベンザ飲んだらいいの
3
携帯の電池が残り少しですそれをかまわず使う贅沢(家)
1
しばらくは彼女とよんでよさそうだ一枚くれたコーヒーチケット
2
ポイ捨てを解禁しよう見境なくそしたらいつか俺も世界を
0
乗客を線路の上へ転がして進んでいきたい終点まで
0
憂鬱
(
ユーウツ
)
は
幽霊
(
ユーレイ
)
のため息のこと 泣けない夜はまたきみに逢う
2
呪
(
まじな
)
いはすべてのおわりとはじまりをひらり
解
(
ほど
いて花とちるらむ
2
青、点滅、赤、青、点滅、揺れながら、
suicide is painless
(
自殺だったら痛くない
)
、雨。
9
酔ってます今日はダメですもう
らめ
(
ダメ
)
だ
べろんべろん
(
ベロンベロン
)
れらめらろれ
(
でダメなので
)
すら
2
赤き血が流れるなどは信じられぬ 見つめる手首枯れた梅の木
2
こんな世は生きていたってしょうがないト思いながらも夕飯を喰う
3
不毛なりマクドバーガー食べ較べどちらもカツでソースの違い
2
金曜日ジンジャエールの発泡が口に痛みを伴う夜に
4
赤らめた頰打つ夜風の冷たさが貴方の所為ではないのでしょうに
1
ポッケのね穴から金貨が舞い込むの縫われた傷は癒えないのにね
3
宿り木の夜の地響き寒かりしダンツィヒの地太鼓鳴る鳴る
2
掃除機に溜まったものが這い出して 持ち場へ戻るようにして生きてる
4
プードルのマロンが腰を振っている彼女の実家で怒られている
1
ジャンコクトゥ冬の夢にし孤独性くらき部屋より光のざわめき!
3
世界旅何時の時から貧乏旅セリーヌの夢眠りの宿
1
まちがいはいつのときでもトルコ人かろやか飛翔きみ愛唄う
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